BeatMaker_2

【iOS Muzik!】BeatMaker 2で楽曲制作~オーディオ編集機能

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

by [2013年11月02日]

 本連載では、数多くの音楽アプリを使った楽曲制作や、音楽アプリを組み合わせた制作システムなど、モバイル版DTMとも言うべき内容を紹介していきます。

iOS Muzik!

  1. 第1~2回 Virtual MIDIを活かしたシステム作り
  2. 第3~4回 Audiobusを活かしたシステム作り
  3. 第5~8回 FL Studio Mobile HDで楽曲制作
  4. 第9回 BeatMaker 2で楽曲制作 入門編
  5. 第10回 BeatMaker 2で楽曲制作 実践編~ピアノロール機能
  6. 第11回 BeatMaker 2で楽曲制作~新機能Inter-App Audio編
  7. 第12回 BeatMaker 2で楽曲制作~オーディオ編集機能

 今回は、INTUA「BeatMaker 2」のオーディオクリップや波形編集機能などを紹介します。

オーディオクリップ編集~2つのコピー機能

編集ツール

 BeatMaker 2のオーディオトラックのクリップ編集は、クリップをタップすると画面右側に表示されます。ツールの上段にある4つの項目は左から、編集/コピー/新規コピー/削除となっています。

「編集」は、MIDIクリップの場合はピアノロール画面、オーディオクリップの場合は波形編集画面に移動します。

パターン番号

「コピー」と「新規コピー」はどちらも指定したクリップを次の小節に複製する機能なのですが少し機能が異なります。基本的にBeatMaker 2の各トラックにあるクリップは、パターンで管理されており、作成した順番で番号が割り振られる仕組みとなっています。

「コピー」は、パターン1のオーディオクリップをそのまま複製する機能で、コピー元とコピー先はリンクしており、どちらかを波形エディットするとそれが同時に適用されます。主に、繰り返しの基本パターンや構成に使用すると、後から一括編集ができるので楽です。
「新規コピー」は、同じ内容でも違う番号が割り振られ、別クリップとして使用できるので、パターンや構成を部分的にエディットする場合はこちらを使用します。
 両者をうまく使い分けることで作業効率にかなりの差が出てくるでしょう。

コピー

新規コピー

クリップ移動&分割、トラックの複製

 中央の編集ツールでは、クリップの左右/上下の移動とサイズ変更が行なえます。操作は他のDAWアプリとは異なり、クリップを指定してから各ツールアイコンを直接操作してクリップを移動させます。

クリップを選択してから

地動ツールを操作

同じチャンネルのトラックを作成してからクリップを移動

 上下移動ツールは、別のオーディオトラックにクリップを移動する機能ですが、この際は同じチャンネルのトラックをもう1つ作成して、同チャンネル内で移動させることになります。ちなみにチャンネルは複数作成することができるので、クリップをバラして細かい編集作業を行なう場合などに便利です。

分割ツール

 トラック全体を複製する機能もありますが、新規の複製ではなく、同チャンネルを複製する仕様となっています。 
 分割ツールは、画面下のアイコン「SPLIT」を使用します。操作は「SPLIT」を選択後、分割したいクリップ上の拍/小節位置でタップするだけです。分割された後半のクリップは新規番号が割り振りされて、新しいクリップとして管理されます。

 これらの操作はアンドゥ/リドゥ機能があるので安心して作業が行なえます。

波形編集機能~基本機能&8種類のエフェクト

 クリップの波形編集画面(サンプル・ラボ)では、ツールボックスを使った「コピー/ペースト/トリム」といった基本編集や、8種類のエフェクトによる加工が行なえます。波形表示内をスワイプ操作でループ範囲を決めてから、各編集を行なうのが基本です。

編集機能画面の編集ツール

8種類のエフェクト

 タイムストレッチは、元素材のテンポが表示され、新しいテンポを入力するだけでピッチ変更すること無く行なえます。さらに4種類のストレッチタイプ「ノーマル/パーカッシッブ/メロディック/モノ」といった本格的なアルゴリズムを搭載しているので、素材に合った高品質なストレッチが可能となっています。

 ピッチシフト機能は、±12で音程を変更できノイズも無く高音質ですが、実際に使う範囲は±6程度でしょう。

 これら波形編集の内容は、編集後にセーブしないと適用されず、一度セーブするとアンドゥ機能が使えないので、別ファイル名で保存しておくようにしましょう。

チョップ・ラボ~サンプルスライス機能

 チョップ・ラボと呼ばれるスライス機能は、内蔵音源「ドラムサンプラー」内にある波形編集モードで、例えばドラムループ素材内のキック/スネア/ハットといった部分にスライスポイントを付けてドラムサンプラーのパッドにアサインできる便利な機能です。

チョップ・ラボのスライスポイント

スライス素材はドラムサンプラー内のパッドに自動でアサインされる

 スライスポイントは自動モード「AUTO CHOP」と手動でポイントをセットすることでき、波形範囲を指定して個別に編集していくことも可能です。

スライスしたフレーズはMIDIノートに変換される

 スライス設定後は、専用ファイルを作ってそのままドラムサンプラー内のパッドにアサインされるほか、MIDIトラックには専用フレーズが作成されます。
 ドラム素材に限らず、色々なフレーズやトラック素材の構成を編集したい場合にはこの機能を使うと便利です。

次回予告
 次回からは、Steinberg『Cubasis』編をお届けします。お楽しみに!

アプリ基本情報

BeatMaker_2

BeatMaker 2

配信元:INTUA

iOS価格:2,000円

  • バージョン iOS:2.5

  • 備考

    iOS 5.0以降。iPhone、iPadおよびiPod touch対応。iPhone 5用に最適化済み

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年11月02日)の情報です。

コメントは受け付けていません。

PageTopへ