BeatMaker_2

【iOS Muzik!】BeatMaker 2で楽曲制作 実践編~ピアノロール機能

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by [2013年9月28日]

 本連載では、数多くの音楽アプリを使った楽曲制作や、音楽アプリを組み合わせた制作システムなど、モバイル版DTMとも言うべき内容を紹介していきます。

iOS Muzik!

  1. 第1~2回 Virtual MIDIを活かしたシステム作り
  2. 第3~4回 Audiobusを活かしたシステム作り
  3. 第5~8回 FL Studio Mobile HDで楽曲制作
  4. 第9回 BeatMaker 2で楽曲制作 入門編
  5. 第10回 BeatMaker 2で楽曲制作 実践編~ピアノロール機能
  6. 第11回 BeatMaker 2で楽曲制作~新機能Inter-App Audio編
  7. 第12回 BeatMaker 2で楽曲制作~オーディオ編集機能

 前回はINTUA『BeatMaker 2』の基本的なスペックについて紹介しました。今回は実践編として主にピアノロールの打ち込み方法や機能について紹介します。他のDAW系アプリと比較して参考にしてみてください。

トラック作成~打ち込みへの流れ

 BeatMaker 2のシーケンサートラックは、制限の無いトラック作成が行なえるほか、1つのトラック内に複数のパターンクリップを作成できる一般的なDAWと同様の構造となっています。
 曲制作をする際は、STUDIOというメインメニュー画面で各音源の追加(各サンプラー、オーディオトラック音源)やミキサー設定、エフェクトアサイン、プロジェクト管理(セーブ/保存)、MIDIアサインなどを行ないます。打ち込みを行なう手順としては、まずこのメインメニュー内の「INSTR.」というボタンを押して、ドラムまたはキーボードサンプラーの音源アイコンを選択してシーケンサーにトラックを作成します。

音源の追加とトラック作成

音源リスト


 次にシーケンサー画面内のアイコン「DRAW」を選択し、トラック内をタップしてデータ用のクリップを作成します。クリップサイズは、トラック内の小節や拍サイズの表示を設定する“グリッド”に沿ったサイズで作成でき、サイズ変更はクリップを直接左右へスワイプ操作したり、編集ツールを使います。

パターンナンバー別に打ち込みが可能

 作成されたクリップには番号が付いていますが、これはパターンナンバーで例えば、1~4小節をパターン1、5~8小節をパターン2と作成すると別々に打ち込みを行なうことができます。

ピアノロールへの打ち込み

パターンエディット

 各クリップへの打ち込みは、クリップを指定後に編集ツールの「パターンエディット」をタップするとピアノロール画面に移動できます。

 ピアノロールへの打ち込みは、クリッドサイズで音符サイズを指定後に、DRAWアイコンを選択します。この状態で画面内をタップすればとノートが作成(再タップでデリート)されます。FILLアイコンでは連続書きが可能です。後からノートサイズを変更したい場合は、編集ツール内のリサイズボタンを長押しして、そのまま左右に操作するとサイズを変更できます。ノート移動はセレクトアイコンに変更し、ノートを選択してから編集ツールの横/縦アイコンで操作します。ノートコピーもセレクトアイコンでノート指定し、編集ツールのコピーアイコンを押すと指定されたノートが複製されます。デリートボタンは和音や特定のノートを削除するのに使用します。

ドラムサンプラー用ピアノロール

キーボードサンプラー用ピアノロール

ベロシティイベント画面

 ベロシティ設定は、EDITアイコンから「NOTES VELOCITY」を選択してグラフ表示画面に切り替えます。設定はDRAWアイコンに切り替えてグラフをタップ操作で変更します。和音内のノートを個別にベロシティ設定する場合は、EDITアイコン内「NOTES」でノート表示に戻り、セレクトアイコンでノートを指定すると行なえます。
 このノートイベント系のEDITには、ほかにノートへのパンニング情報やTUNE(トランスポーズ)などがあり、和音の場合も個別に設定できるので、かなりトリッキーなフレーズを作成できます。

オートメーション機能と応用例

 

 DAWのオートメーション機能というと、トラック内のクリップに直接書き込むのが一般的ですが、BeatMaker 2ではピアノロールのイベントEDIT内で行ないます。使用できるオートメションは、トラックのイベント(ボリューム/パン/エフェクトセンド/ミュート/ソロ)や使用している音源内の各パラメータ(フィルター/LFO/エンベロープなど)など、かなり本格的なもので、クリップ単位で情報を記録できます。

同じ音源トラックをコピー

 例えば、シンセパートでフィルターのオートメーションやピッチベンド、ポルタメント情報を別のフレーズに適用したい場合は、通常はイベント情報だけをコピーしてそのフレーズに貼り付けすれば良いのですが、BeatMaker 2にはイベントのコピー機能が無いので、オートメーションのみの専用トラックを作って編集する方法を用います。この際はトラックを複製する「+TRACK」画面内で同じ音源をトラックに追加し、このトラック内のクリップ内に情報を書き込むことで、音源をコントロールすることができます。

オートメーション用クリップ

 作成したオートメーション用クリップは適用したい小節への移動やコピー操作も簡単に行なえるので、かなり編集が楽になると思います。これを応用すれば、同一トラックをさらに増やしてパラメータ別のオートメーショントラックを作ることもできます。

次回予告
 BeatMaker 2の実践編その2として、レコーディングや編集機能などを紹介します。お楽しみに!

アプリ基本情報

BeatMaker_2

BeatMaker 2

配信元:INTUA

iOS価格:1,700円

  • バージョン iOS:2.4.8

  • 備考

    iOS 5.0以降。iPhone、iPadおよびiPod touch対応。iPhone 5用に最適化済み

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年09月28日)の情報です。

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