Modular_Synthesizer

【DTMアプリ】モジュールを自由に組み合わせる醍醐味をまずは無料で『Modular Synthesizer』

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by [2013年9月18日]

 Modular Synthesizerは、モジュラーシンセの定番である、MOOG Modular、Roland System 100M、DOEPFER A-100などと同じく、ラック内にモジュールを自由に組み合わせてパッチングが行なえる無料シンセアプリです。MIDI機能(ノート、MIDILearn)やAudiobus対応のほか、アドオンによるモジュールの追加も可能となっています。

スペックと操作について

ドラッグ&ドロップでモジュールを追加

 無料で使用できるモジュラーは、VCO/VCF/VCA/LFO/フィルター/ミキサー/リング/サンプル&ホールドなど15種類があり、リスト内からドラッグ操作でラック内の好きな場所に追加していきます。同じモジュールの追加も可能なので、3VCO/2VCF/2LFO/2EGといった豪華スペックシンセから、実験的なものなどアイデア次第で自由な構成を作れます。

 パッチング操作は2タイプあり、接続元となるモジュラー内のジャック部分を長押ししながら接続先をタップする方法と、長押ししながらそのまま接続先に移動させる方法があります。接続時には仮想ケーブルが出現し、接続可能な場所を色で表示してくれるガイド機能付きでとても分かりやすいです。

長押しすると接続可能な場所が点灯

仮想ケーブルで接続

 最下段にはキーボードがありますが、鍵盤部は左右スワイプでオクターブ変更(C-1~C8)、アルペジエーターは3種類の再生タイプ(UP/DOWN/U&D)と4つのオクターブ設定、レイト(スピード)があり、プレイモードにはLATCH(ホールド機能)とSLIDE(スライド機能)、ベンド&モジュレーションホイールの仕様となっています。

 画面表示は縦/横表示が可能で、ダブルタップで画面の拡大/縮小、2本指でのピンチイン/ピンチアウト、スワイプ移動などができます。モジュラーの移動や削除は長押し操作で行なえます。

縦表示

拡大画面

 音作りの際は、縦の全画面表示だと鍵盤を弾きながらエディットが行なえますが、アルペジオをホールド機能で鳴らしながら操作するのが便利です。

基本モジュール

VCO-01
3種類の波形「三角/矩形/ノコギリ」を搭載したVCOモジュール。3種類のオクターブ切り替え、チューン、CVアマウント、信号系は1V/OCT/CV/OUTの仕様。

 

VCF-01
2ポールのローパスフィルターモジュール。CV信号にLFOやキーボードのMODを接続するとコントロールが可能。

 

VCA-01
音量をコントロールするVCAモジュール。インプットレベル「INIT LEV」とコントロール系信号「CV AMT」を装備。

 

MIX-02
3つのソースを扱えるミキサーモジュール。音声信号をミックスしたり、VCOの1V/OCTをまとめてコントロールするのに便利。

 

SPLIT-03
1つの音声を3つに分割可能なパラ出力モジュール。1つの音声出力をフィルター、LFO、エフェクトなどに分割して加工する場合に使用。

 

LFO-01
ノコギリ/矩形/三角の3タイプ波形を搭載したLFOモジュール。

 

EG-01
アタック/ディケイ/サスティーン仕様のエンベロープモジュール。GATE入力信号はLFOやキーボードMOD、GATEから接続すると効果的。

 

DELAY-01
レイト/フィードバック仕様のシンプルディレイ。ミキサーやスプリットモジュールと組み合わせると使いやすくなる。

 

RING-02
リングモジュレーター。2つのVCOを接続したり、LFOで変調したりするのが基本。

 

SH-03
信号をランダムに変化させるLFO系モジュール。パーカッシブなサウンド作りに効果的。

 

BLANK-01
1Uサイズのブランクパネル。

 

BLANK-02
2Uサイズのブランクパネル。

プリセット音色&MIDI&レコーディング機能

 プリセット音色は、Freeとネーミングしてあるものは、無料版用でそれ以外のものはアドオンで販売してあるモジュールがデモとして組み込まれています(デモモジュールはエディット不可)。

 ちなみにこのアドオンは、モジュール単体のほか、全てのモジュールが使えるバンドル版が用意されています。モジュラーの仕組みや構成を勉強する場合はまず、これらの音色を読み込んでみると良いでしょう。

 MIDI機能は、チャンネル設定(1~16ch)以外に、MIDI Learnを使ってモジュール内のパラメータを外部からコントロールできます。Audiobusにも対応しているので(INPUT)、MIDIノートとパラメータを同時にコントロールした複雑なフレーズを作ることも可能です。オーディオ・レコーディング機能は、録音した素材をAudioCopy/SoundCloud/iTunes/Emailなどへエクスポートできます。

MIDI Learn

エクスポート機能

無料でもかなり楽しめる王道モジュラーシンセ

 iOSアプリには、色々なタイプのモジュラーシンセがリリースされていますが、こういった王道系のラックモジュールは筆者が知る限りはありませんでした。無料でこれだけの機能が搭載されていて申し分ないのですが、欲を言えば松武秀樹氏監修のモジュラーアプリ『TANSUSynth』のようにステップシーケンサーを搭載してほしいですね。

Modular Synthesizer

アプリ基本情報

Modular_Synthesizer

Modular Synthesizer

配信元:Pulse Code, Inc.

iOS価格:無料

  • バージョン iOS:1.01

  • 備考

    iOS 6.0以降。iPhone、iPadおよびiPod touch対応。iPhone 5用に最適化済み

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年09月18日)の情報です。

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