zMors

【DTMアプリ】ミニマルトラックに最適な4レイヤー×4トラックシーケンサー仕様のシンセ『zMors』

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by [2013年8月26日]

 zMorsは、基本構造は4台のシンセを統合したスタイルで、演奏では4レイヤーとして使用できます。シーケンサー&アルペジエーター機能では4パートのミニマルトラックも作成できる少し変わった仕様となっています。Audiobus対応で各音源をMIDIでコントロールすることもできます。

4レイヤーのシンセ構造

 このアプリは一見、4オシレーターシンセに見えますが、4台のポリシンセモジュールで構成されており、独立したシンセサイズを行なうことができます。演奏時は4レイヤーとしてシンセ4台を重ねて演奏できます。
 各シンセセクションは、オシレーター/フィルター/エンベロープ/LFOの構造で2基のFX(リバーブ/ディレイ)も搭載しており、各シンセのEDITはミキサーのソロボタンを使って作り込む仕様です。


 オシレーターセクションは、パン/オクターブ(0~7)/MIX/Sub(±2)/Tuneのパラメータボタンを切り替えて設定する仕様です。

 オシレーター設定は専用画面があり、基本はA/Bの2オシレーター仕様で、波形には、サイン/ノコギリ/矩形波/ノイズを搭載していますが、グラフィックEDIT機能で各波形を自由に作成することができるので無限に近い波形を利用できます。
 波形の変調機能には、ビットクラッシャーとLFOを搭載しているほか、オシレーターセクションのMIXでリングモジュレーターが使用できます。

 フィルターセクションのフィルタータイプは、オフ/ロー/ハイ/バンドパス(各12/24/36dB)でレゾナンスとカットオフとなっています。
 エンベロープセクションはADSR仕様で、Phaseという機能では発音を少し遅らせるディレイのような効果を作ることができます。

 LFOセクションのモジュレーションは、一般的な「AM」と深みの強い「FM」があり、波形タイプはオシレーター画面「LFO」で、同様の4波形タイプとグラフィックEDIT機能を使った波形作成が可能です。ソース選択は、フィルターと波形を直接変調する2種類があります。連動した「Assign Mod」は、各セクションのパラメータを指定して鍵盤左にあるモジュレーションボタンでコントロールできる機能です。すべてのパラメータをコントロールできるのでかなり便利です。

1:ソース 2:モジュレーション・アサイン 3:モジュレーション・ボタン

 FXセクションはリバーブとディレイがありますが、センドのみでパラメータ設定はありません。
 これらの機能をまとめると、8オシレーター/4LFO/4フィルター/4ENV、強力なモジュレーション機能という構造で、かなり多彩な音作りが行なえるのがお分かり頂けますでしょうか。

4トラック・ポリシーケンサー&アルペジエーター

 シーケンサーは、各モジュールに1基ずつ内蔵しており、4トラックのポリシーケンサーとして使用できます。
 小節サイズは、システムメニューから1~4小節までが設定でき、この際は4つのパターンアイコンを切り替えて打ち込みを行ないます。
 シーケンサーはピアノロールタイプとなっています。打ち込みは16ステップが基本で、タップのオン/オフで入力/削除、オクターブは左の鍵盤を指定します。スウィング設定などもあります。

 チェイン機能は一番左のモジュール内のシーケンサーがメインとなり、4台のモジュールを1台のシーケンサーでコントロールできます。このほか、アルペジエーターモードは、作成したシーケンスを鍵盤演奏でアルペジエーターのように音程を変更することができる便利な機能です。

1:チェイン機能 2:パターン 3:アルペジエーターモード 4:ピアノロール

 使用感としては、各パターンの切り替えはモジュールを問わず、パターンアイコンを指定してサクサクと打ち込みが行なえて操作性はとても良好です。

 4トラックで使用する場合は、各モジュールにキックやパーカッション、ベース、リード音色などを作成したミニマルトラックを作るのに最適で、この際はカテゴリー分けされたプリセット音色を利用するとよいでしょう。

Audiobus&MIDI機能では4パートで使用可能

 MIDI機能は、各モジュールをMIDIチャンネル設定すれば、4パート音源として利用できるので、PCやAudiobusを使ってDAWアプリからコントロールすることができます。
 また内部シーケンサーはMIDIクロックに対応しており、外部シーケンサーアプリとの同期も可能です。ちなみに内部シーケンサーは、外部音源のコントロールには対応していません。

高機能なのにサクサク打ち込める

 見た目からは想像できないほど、高い機能を持ったシンセアプリですが、操作性がとても良い点と、4トラックシーケンサーでちょっとしたパターンを作れるのが魅力です。MIDI機能も充実しており、かなり使えるアプリとしてオススメです。

zMors

アプリ基本情報

zMors

zMors

配信元:mobile only

iOS価格:1,700円

  • バージョン iOS:1.0

  • 備考

    iPad互換iOS 6.0以降が必要

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年08月26日)の情報です。

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