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【iOS Muzik!】FL Studio Mobile HDで楽曲制作 オーディオトラック編

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by [2013年8月24日]

 本連載では、数多くの音楽アプリを使った楽曲制作や、音楽アプリを組み合わせた制作システムなど、モバイル版DTMとも言うべき内容を紹介していきます。

iOS Muzik!

  1. 第1~2回 Virtual MIDIを活かしたシステム作り
  2. 第3~4回 Audiobusを活かしたシステム作り
  3. 第5回 FL Studio Mobile HDで楽曲制作 入門編
  4. 第6回 FL Studio Mobile HDで楽曲制作 ドラムパート/ステップシーケンサー編
  5. 第7回 FL Studio Mobile HDで楽曲制作 ピアノロール編
  6. 第8回 FL Studio Mobile HDで楽曲制作 オーディオトラック編
  7. 第9回~ BeatMaker 2で楽曲制作

 ここではFL Studio Mobile HD(以下FL)の実践編として、各機能の基本的な使い方や応用テクニックなどを紹介しています。実践編の3回目は、オーディオトラック編として、クリップや波形編集機能、録音、インポート機能などを紹介します。ちなみにFLのAndroid版を使用している方もMIDI/Audiobus以外は同機能なのでぜひ参考にしてください。

オーディオトラックへの録音

 オーディオトラックでは、3つの方法を使ってオーディオデータを取り込むことができます。

 1つ目は、内蔵マイクや対応したオーディオインターフェース経由で、Track Editor画面からオーディオトラックを作成し、レコーディングタブから録音することができます。

1:Track Editor 2:オーディオトラック

 レコーディング画面では、メトロノーム機能をオンにするとプリカウント後(1~4小節設定可)に録音ができ、「Play song during recording」をオンにすると、作成してあるバックトラックを聴きながら録音ができます。録音時は、小節間を指定するループモードは無いので、手動でストップし、やり直す場合はアンドゥ機能を使用します。対応したオーディオインターフェースを使った場合は「モノL/モノR、ステレオ/2モノ(2トラックに分ける)」が選択できます。

 録音したテイクはその場で再生確認できますが、バックトラックと同時に確認する場合は、トラック画面に戻る必要があります。ただし、一度戻るとアンドゥ機能が無効になってしまい、再録音をしたい場合は新たにデータを作る仕様となっています。この仕様では録音したテイクがFL内部に残されたままなので以前のテイクを使いたい場合は便利なのですが、データ容量も蓄積されていくので使わないテイクはデリートしていくことをオススメします。

 2つ目は、iOSのみですが、Audiobusを使えば他の音源アプリを直接録音できます。この場合は通常の方法以外に、コントロールタブから録音することができます。またMIDIクロックに対応したアプリを使用すると、テンポ同期しながら録音ができたり、複数のアプリ(最大3つ)を同期させて録音する場合は自動的に「マルチトラック・レコーディングモード」となり、複数のトラックを作成してくれます(詳しくは第5回を参照)。

レコーディング表示

Audiobus使用時

 3つ目は、レコーディングでは無いのですが、AudioPaste機能を使って他のアプリで作成したオーディオデータをレコーディング画面内から取り込む方法です。ちなみにFLにはオーディオのテンポチェンジ機能が無いので、それを考慮して使用しましょう。

オーディオクリップ&波形編集機能

 録音したデータは、トラック画面にオーディオクリップとして作成され、MIDIクリップと同じようにTrack Editor画面でコピー&ペーストといったクリップ編集が行なえます(詳しくは第6回を参照)。しかしFLでは録音時にはみ出した小節を直接カットしたり、中間部分をコピーするようなクリップ編集機能が無いので、この場合は波形編集機能を使用します。

 カット機能は、波形編集内のセレクトボタンを使用し、不要な波形区間を指定して「×ボタン」で削除するものです。ちなみにこの波形編集では小節表示が無くタイム表示のみなので、少々編集が難しいのですが、カッチリとしたループを組む場合は「ループ再生モード」をオンにしてセレクトボタンでループポイントを指定してから「切り出しボタン」を押すと、ループ区間のみの波形データに変換されます。

不要部分のカット

ループ指定部分を切り出し

 このほか、指定した区間の波形ボリュームを変更できる「ノーマライズ機能」(リミッターモード付)や「フェードイン/フェードアウト機能」(各3タイプ)、「リバース機能」、無音部分を作る「サイレンス機能」などを備えています。

ノーマライズ

フェードイン/フェードアウト

 オーディオトラックのクリップ編集に関しては、例えば、不要な小節があるクリップをトラックでループさせる場合は、直接クリップを重ねていった方が楽でしょう。

クリップをコピーして…

…不要な小節部分に重ねる

 コピーしたクリップは新規のオーディオトラックに移動ができますが、トラック間で違うクリップ同士をMIXすることはできない仕様となっています。
 クリップのサイズ編集に関しては、他のDAWアプリに搭載されているものはとても便利なので、FLでもぜひ搭載して欲しいです。せめて波形編集を小節単位で編集できると操作が楽になるのですが…。

 これまでFLの機能を紹介してきましたが、エフェクト機能については待望のAndroid版!『FL Studio Mobile』をご覧ください。

次回予告
 INTUAのDAWアプリ「Beatmaker 2」を紹介していきます。お楽しみに!

アプリ基本情報

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FL Studio Mobile HD

配信元:Image Line Software

Android価格:1,899円 / iOS価格:1,700円

  • バージョン Android:1.0.2 / iOS:2.1

  • 備考

    iPhone、iPod touchおよびiPad互換iOS 5.1以降が必要 iPhone 5用に最適化済み

Androidアプリのアクセス内容

ネットワーク通信
Google Playライセンスの確認
ネットワーク接続の表示
Wi-Fi接続の表示
ネットワークへのフルアクセス
ストレージ
USB ストレージのコンテンツの変更または削除
システムツール
保護されたストレージへのアクセスのテスト
電池への影響
端末のスリープの無効化

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年08月24日)の情報です。

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