CASSINI_Synth

【DTMアプリ】本格スペックのシンセサイザーは音作りの勉強にも最適『CASSINI Synth for iPad』

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by [2013年8月10日]

 CASSINI for iPadは、3オシレーター/2フィルター/9エンベローブ/6LFO/アルペジエーター/エフェクトという構造に、各セクションは本格的な機能を搭載したシンセアプリです。シンセサイザーの構造や機能を学びたい人にもぜひオススメです。

幅広い音作りが可能なオシレーターセクション

 3オシレーター仕様のシンセサイザーでは、各オシレーターをフルに使った厚みのあるサウンドや特殊なモジュレーションサウンドに適しています。
 搭載波形は、ノコギリ/パルス/三角/サイン/ノイズ/FMに加え、最新アップデート版では8bit波形、グリッチノイズが追加されています。
 さらにオクターブ下の音をMIXできるサブオシレーター機能は、1&2オクターブから選択可能で、これらをフルに使用するとものすごく厚いサウンドが作れます。このアプリでは、各オシレーターに「WAVESHAPE」という、歪みで波形を変化させるシェーパー機能があり、FM波形以外に使用することができます。モジュレーション系機能ではオシレーター2/3に、シンクとリングモジュレーターが装備されています。

 エンベロープは、各オシレーターに1基ずつ装備されており、WAVESHAPEやLFOのコントロール、ピッチエンベロープとして使用することもできます。
 このほか、昔のシンセサイザーを知っている人には懐かしい機能として、オシレーターのピッチ固定やランダムピッチといった機能も搭載されています。

 LFOは、贅沢にも各オシレーターに1基ずつ装備されており、波形はサイン/三角/矩形/パルス/ランダムといった一般的なタイプ以外に「SEQ」という波形やピッチを特定のリズムで変化させることできる専用シーケンサーを搭載しています。この機能ではチップチューン系サウンドやEDMのビート感のあるピッチ変化が作れます。

2基のフィルターセクション

 各フィルターセクションは、フィルター1に直列/並列選択があること以外は同じ仕様です。
 フィルタータイプは、4種類のローパス(24/18/12/6)とバンド/ハイパス以外にフォルマントも装備しています。このフォルマントはトーキングモジュレーター系サウンドとして最近のシンセに付いている機能ですが、このアプリでの効きは素晴らしいです。
 カットオフとレゾナンスはフィルターセクション専用のエンベロープとLFOでそれぞれを個別にコントロールできます。

アンプセクション

 アンプセクションは、これまで紹介したエンベロープとLFOが1基ずつあるほか、3バンドのEQやアンプに接続したようなサウンドが得られるサチュレーター、パンニング機能にはLFOを使ったオートパンエフェクト、ランダム、キーボードの低域と高域にパンを振り分ける機能などがあります。

シーケンス機能付アルペジエーター

アルペジエイター専用シーケンサー

 アルペジエーターは、5種類の再生モード(UP/Down/UP&Down/Down&UP/Random)と3オクターブまでのレンジ設定、4種類のテンポ設定(4/8/16/32分)、ゲート調節機能などがあります。特殊機能のプログラムモードでは、16ステップシーケンサーを利用したアルペジオが作成でき、演奏しているコードを各ステップ単位で発音数やリズム、アクセント、オクターブ、ゲート設定をプログラムすることができます。従来のシーケンサーとは違いノートを入力することはできませんが、演奏とリンクしているのでおもしろい使い方ができます。

モジュレーション機能&ディレイエフェクト


 クローバルセクションでは、専用画面を使ったスケール作成機能やモノポリモード設定、ポルタメントなどがあり、モジュレーション機能では内部のほとんどのパラメータをトップ画面のモジュレーションホイールや4つの専用コントローラーノブにアサイン可能です。

 ディレイエフェクトは、1基のステレオディレイと、2基使用した独立型ステレオディレイを装備しています。ディレイタイムは2秒までのマニュアル設定とテンポ設定があり、LFO機能搭載で複雑なディレイサウンドを作ることが可能です。このほか、3種のフィルター、位相を反転させるインバート機能などプロが使用する高級ディレイのスペックとなっています。

Audiobus対応、MIDI、レコーディング機能

左:MIDI設定、右:レコーディング機能

 CoreMIDI、Virtual MIDIに対応しているほか、最新アップデートでようやくAudiobusに対応しました。レコーディング機能は、テンポクリックを聴きながら簡易録音ができる仕様で、録音したデータはアプリ内で保存/管理します。AudioCopyでエクスポートすることもできます。

ぜひ自分で音作りをしてみよう

 これだけの本格スペックなので、現在のクラブ系シンセサウンドから80年代のオールドサウンドまで幅広く作ることができます。このシンセは特にプリセット音色を聴いてサウンドの良し悪しを決めずに、ぜひご自分でデフォルト状態から音を作ってみることをオススメします。そうするとサウンドの良さが分かると思います。

CASSINI Synth for iPad

アプリ基本情報

CASSINI_Synth

CASSINI Synth for iPad

配信元:iceWorks, Inc.

iOS価格:450円

  • バージョン iOS:1.2.0

  • 備考

    条件:iPad互換iOS 4.3以降が必要
    iPhone版もあり

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年08月10日)の情報です。

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