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【iOS Muzik!】FL Studio Mobile HDで楽曲制作~ドラム/シーケンサー編

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by [2013年7月27日]

 本連載では、数多くの音楽アプリを使った楽曲制作や、音楽アプリを組み合わせた制作システムなど、モバイル版DTMとも言うべき内容を紹介していきます。

iOS Muzik!

  1. 第1~2回 Virtual MIDIを活かしたシステム作り
  2. 第3~4回 Audiobusを活かしたシステム作り
  3. 第5回 FL Studio Mobile HDで楽曲制作 入門編
  4. 第6回 FL Studio Mobile HDで楽曲制作 ドラムパート/ステップシーケンサー編
  5. 第7回 FL Studio Mobile HDで楽曲制作 ピアノロール編
  6. 第8回 FL Studio Mobile HDで楽曲制作 オーディオトラック編
  7. 第9回~ BeatMaker 2で楽曲制作

 今回からFL Studio Mobile HD(以下FL)の実践編として各機能の基本的な使い方や応用テクニックなどを数回に分けて紹介していきたいと思います。実践編の1回目は、ドラムパート制作/ステップシーケンサーを取り上げます。ちなみにFLのAndroid版を使用している方もMIDI/Audiobus以外は同機能なのでぜひ参考にしてください。

ステップシーケンサーの基本操作~
ドラムパートの打ち込み/トラック作り

 FLでの打ち込み方法は、ステップシーケンサーとピアノロールの2種類があり、ドラムパート作成は主にステップシーケンサーを使用します。

 ステップトラックへの打ち込みは、画面右上にある「トラックエディタ」を押し、1トラックをタップして選択後に、ステップシーケンサーのアイコンを押すと画面(右)が現れます。打ち込み方法は各ステップをタップすると入力、もう一度タップするとデリートとなっています。図はダンスミュージック系パターンを入力してみたところです。

トラックエディタ

ステップシーケンサー

 2小節目以降を打ち込むには、右下の「+」ボタンで小節を追加します。

 例えば、1~3小節までは同じパターン、4小節はフィルパターンといった構成を作りたい場合は、小節を追加後に「スクロールアイコン」を押して画面を左右に移動し、目的の小節で打ち込みを行ないます。


 1~3小節のように、同じパターンを入力する場合は、バーエディタのアイコンを押してトラック画面に戻り、コピー機能を利用すると良いでしょう。画面下の「セレクトボタン」を選択後、コピーしたいトラック1の1小節部分をタップし、「パターンコピー」ボタンを押すと隣りの小節へコピーされますので、これを2回連続で行ないます。
 4小節目のフィルパターンは4小節部分をタップ指定し、ステップボタンを押すと打ち込みが行なえます。

 慣れもありますが、ステップ画面内で基本パターンと別パターンを決まった小節に作った後にトラック編集したり、複数のパターンを作ってからトラック編集したりと、効率的な作業ができるようになります。

ベロシティ/ピッチなどのエディット

 ステップシーケンサー内のパートボタンを押すと、パート別にボリューム/パン/アタック/リリースのエディットのほか、各ステップのベロシティやピッチ設定を行なうことができます。ピッチは±12の範囲で変更できるので、パーカッション素材以外にもシンセやベースといった素材も扱えます。

 「Resolution」は、ステップサイズの変更で1小節内を8分/16分/32分/64分のステップ構成に変更できます。ドラムンベースやチップチューンといった細かいビートを使用するジャンルではこの機能を利用しましょう。

ドラム音色の変更

 「Track Editor」ボタンを押し、1トラックをタップ指定した後に上の「Instruments」タブを押すと、ブラウザ内「Drum Kits」の11音色を利用できます。この音色は再生中でも切り替え可能です。

 ちなみに「カート」アイコンは音色のアドオン機能で試聴も可能。FREEのものもあるのでときどきチェックすると良さそうです。

オリジナルキットを作る~内部/外部素材の利用


 ドラム音色内の各キットは変更したり、オリジナルキットを作成することができます。
 プリセット音色の各キットの変更は、ステップシーケンサー画面のエディット機能で行ないます。ちなみに各プリセット音色は1つのフォルダで管理されており、全素材を使用しているわけではなく、ほかにも色々なキット素材を利用することができます。各キット音色の差し替えは、素材メニューから変更できます。また、シーケンサー内に新たにパートを追加する場合は「+」ボタンを使用します。追加は複数可能です。

 オリジナルキット作成では、AudioCopyやiTunesを利用して外部素材を取り込むことができます。「Instruments」タブ内の「+」ボタンを押すと「New Kit」と表示されるので、名前を付けるとデフォルト状態のステップ画面が現れます。そこで「+」を押すと「Sample Import」と表示され、ソース元となる「AudioPaste/Audio folder/Existing kit」を選択します。

 「AudioPaste」は、クリップボードの内容やAudioCopyに対応したアプリが表示されます。General形式※でのコピー&ペーストができます。※AudioCopyの規格。詳しくはこちら→AudioCopy/Pasteをフル活用!2つの規格に対応したオーディオ素材管理アプリ『AudioShare』


 Audio folder(左)は、FL内部で録音した素材(マイクやAudiobus経由)や、別アプリでAudioCopyした素材などを管理している「Projects」メニューにある「Audio」フォルダ内(右)とリンクしており、これらを使用できます。

 iTunesを利用する場合は、iPadをPCに接続してアプリメニュー内のFLフォルダにZIP形式でまとめた素材をドラッグ&ドロップすると、FL内のプロジェクトメニューにインポートされます。ZIP解凍は自動でFLが行なってくれ、解凍した複数の素材はAudio folder内で管理され、「Instruments」タブ内の「Drum Kits」にある「MyKits」でキット音色として使用できます。

iTunes上にZIPファイルを保存すると…

…MyKitsから使用可能となる

 このほか、Existing kitは内蔵プリセットを利用できます。オリジナルキットに限りますが、ステップシーケンサー内のパート追加機能「+」で素材のインポートが行なえるようになります。
 FL内蔵のプリセット素材は、ダンストラックに特化しておりジャンルは少なめ、また音のクオリティも少々気になります。良質な外部素材があればぜひ積極的に活用しましょう。

次回予告
 引き続きFL Studioをテーマに、ループスライサー『Slicex』の素材や、ピアノロール機能の応用例などを取り上げる予定です。お楽しみに!

アプリ基本情報

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FL Studio Mobile HD

配信元:Image Line Software

Android価格:1,899円 / iOS価格:1,700円

  • バージョン Android:1.0.2 / iOS:2.1

  • 備考

    条件:iPhone、iPod touchおよびiPad互換iOS 5.1以降が必要 iPhone 5用に最適化済み

Androidアプリのアクセス内容

ネットワーク通信
Google Playライセンスの確認
ネットワーク接続の表示
Wi-Fi接続の表示
ネットワークへのフルアクセス
ストレージ
USB ストレージのコンテンツの変更または削除
システムツール
保護されたストレージへのアクセスのテスト
電池への影響
端末のスリープの無効化

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年07月27日)の情報です。

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