SynergyStudio

使い切れないほど高機能なMIDIスタジオアプリ『Synergy Studio』

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by [2013年6月29日]

 4Pockets.comがリリースしている『Synergy Studio』は、独自のポリフォニック・ステップシーケンサーを使って、16パートまでのトラック制作が行なえるMIDIスタジオアプリです。音源にはエディット可能なアナログ&パッドシンセ、サンプラーを搭載し、16チャンネル・ミキサーではバスセッティング可能な8エフェクトを搭載、全てのパラメータに対応したオートメーション機能など本格的な仕様となっています。

4つの搭載音源

Drum Kit

 12マルチサンプル仕様のドラム音源で、11種類のプリセットキット以外に内部素材やDropbox経由でオリジナルキットの作成も可能です。
 専用エディタでは12パートミキサーとビットクラッシャー、3バンドEQを使用でき、専用のドラムパッドも利用できます。

Analog Synthesizer

 「VCO」は2VCO仕様で、5オシレーター/PWM/シンク機能を搭載しています。VCO1にはハーモニック波形があり、16個のハーモニックス・フェーダーを使って波形を生成することができます。「MIX」よりノイズの使用も可能です。
 「VCF」はロー/ハイ/バンドパス仕様で、エンベロープを搭載しています。
 「LFO」は4種波形と、VCA/VCF/VCOへのモジュレーションが可能で、ハーモニック波形の使用も可能です。

Sampler

 マルチレイヤー機能付サンプラーで、Drum Kitと同様に内部素材やDropbox素材を使って自由にレイヤーを組むことが可能です。各素材はループ機能、レイヤーではクロスフェード機能を使用できる本格仕様です。

Pad Synth
 ハーモニック波形ベースの音源で、30個のハーモニックス・フェーダーを使用して波形を生成します。オルガンやストリングス、ベル系からエッジの鋭いデジタル系リードサウンドを得意としています。

ポリフォニック・ステップシーケンサー


 丸いグリッド表示が特徴のポリフォニック・ステップシーケンサーは、1パターンサイズを16/32/64ステップから選択でき、ステップ入力方法にはノートサイズを指定してタップ&再タップでノートオン/オフする方法と、内蔵鍵盤を使用してステップを移動させながら入力する方法があります。
 一般的な16ステップ・シーケンサーでは、16分サイズで固定されていますが、ここでは入力時に左へスワイプ操作することで16分以上のサイズを指定できます。長押しタップではベロシティ設定、各ステップのコピー&ペーストなども装備しています。
 レコーディングモードでは、鍵盤&パッドで演奏したデータがグリッド内に記録されます。

オートメーション機能


 専用シーケンサー画面で各パターンごとに設定できます。コントロール可能なパラメータは、ミキサー(ボリューム/パン/各FXセンド&リターンレベル/EQゲイン/ミュート/テンポ)、エフェクト(インサート/マスターエフェクトの各パラメータ)、各音源(ベンド、カットオフ&レゾナンス、各アマウント、エフェクトなど)、MIDI(外部MIDI/内部アプリのMIDIコントロール)といったほとんど全てのパラメータに対応しており、レコーディングモードでは、各パラメータをリアルタイムで記録することも可能です。

パターン&ソング作成

 パターンは、16パートを1つのパターンにまとめるパターンシーケンサー仕様で、最大64個まで作成できます。各パートはレイヤーモードで作成でき、パターンモード内でパートの使用状況が確認できます。

 ソング作成は、100パターンまでを連結可能な専用シーケンサーを使用します。作成時は各パターンをループさせたり、16パートをミュートする機能もあるのでスムーズなトラック制作が可能です。編集機能には、各パターンのコピー&ペースト、パターン内のトランスポーズ変更などがあります。

16チャンネルミキサー&エフェクト

 4Pockets.comがリリースしている24トラック・オーディオレコーダーアプリ「Meteor」と似たインターフェースで、各チャンネルには3バンドパライコ、センドFX3基、インサートFX1基(5バス)、マスターエフェクト(2バス)といったDAWミキサー仕様となっています。

 3基のセンドFXで使用できるエフェクトは「ステレオディレイ/リバーブ/コーラス&フランジャー」でエフェクトメニューから全てのエフェクトを同時にエディットすることができます。

 インサートFXでは、センドFXのエフェクトに加えて「レゾネート・フィルター/トレモロ/アトマイザー/コンプ&リミッター」の計6種類を切り替えて使用できます。コンプ&リミッターはサイドチェイン対応で画面内でソーストラックを指定でき、アトマイザーは画面内のビートパッドを操作するグリッチ系エフェクトです。

MIDI機能、AudioBus対応

 外部&内部Virtual MIDI、MIDIクロックに対応しているので、完全なマスターシーケンサーとして利用できます。さらにAudiobusをINPUTで使用できるので、Synergyをマスターにオーディオレコーディング可能なアプリを使用しながら快適なトラック制作を行なうことができます。

総評

 ツールボックスを必要としない独自のステップ入力方式で、快適なパターン制作が行なえる点が素晴らしいです。各音源の機能やクオリティ、内部パラメータ&MIDI対応のオートメーション機能など、アプリでここまでできるのかと驚きます。機能が多いためか時々落ちてしまうので、スペックが高いiPadの使用をオススメします。

Synergy Studio

アプリ基本情報

SynergyStudio

Synergy Studio

配信元:4Pockets.com

iOS価格:1,700円

  • バージョン iOS:1.14

  • 備考

    条件:iPad互換iOS5.1以降が必要

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年06月29日)の情報です。

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