Musyc

図形を組み合わせて音楽を作る無料アプリ『Musyc』

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by [2013年6月15日]

 ドラムマシンアプリ『DM1』で有名なFingerlabが、図形を自由に組み合わせて即興的な音楽を制作できる『Musyc』をリリースしました。基本は音源や壁などのオブジェクトを色々な方法で衝突させて音が鳴るように組み立てるので、公式動画のようなパズルゲームやピタゴラ装置のような複雑なグラフィックを作成することも可能です。サウンドは電子系エレクトロニカ音源を搭載していて最高にカッコイイです。

音源オブジェクト


 音源オブジェクトには、メロディ音源用に丸/四角/三角の3種類、リズム楽器用に長方形の1種類があり、プリセットキットの変更で全体の音色を切り替えることができます。フリー版の6種類のプリセットは電子音楽系のアナログシンセ音色やマリンバ、ヴィブラフォンなどがメロディ用で使用でき、ドラムはマルチ音源仕様でアナログ系リズマー、グリッチ、チップチューンといった内容となっています。


 4つのオブジェクトはミキサーメニューでボリュム/ピッチ/長さ/パンニング/ミュートなどの設定が行なえる他、2系統のFX機能ではディレイ/オーバードライブ&ビットクラッシャー/リバーブ/コンプ/リングモジュレーターを各音源オブジェクトへオン/オフで使用することができます。

ツールオブジェクト


 壁オブジェクトは音源オブジェクトを支えたり、転がすための通路や橋、建物や迷路などを自由に作ることができます。

 ロープオブジェクトは壁オブジェクトや静止した音源オブジェクトと音源オブジェクトをロープで繋ぐことができ、ぶら下げてオブジェクト同士を衝突させて動きを制御することができます。

 シーケンサーオブジェクトは各音源オブジェクトを複数生成する機能で、16ステップシーケンサーでリズムを作ることができ、生成する量や角度なども設定できます。

 ブラックホールオブジェクトは音源オブジェクトを吸収する機能で、複数生成された音源オブジェクトを吸収してリズムやメロディを制御するのに使用します。

グラフィックと音楽制作方法

 トップ画面内のグリッド線は、横軸が音程となっていて右から左に音程が上がっていく仕組みです。
 例えば、壁オブジェクトを斜め横に作成して、この上に音源オブジェクトを作成すると移動することで音程を奏でる仕組みとなっています。この際、画面外に音源オブジェクトが出てしまうと音が鳴らなくなってしまうので、柱や壁を作ったりロープで吊るしたりして組み立てていきます。
 一定の音程やリズムを演奏させる場合は、壁オブジェクトを水平に作成し、好きな音程グリッド上に音源オブジェクトを垂直に作成するとその場でリズムを刻み、高さでテンポを変更することができます。

 音源やシーケンサーオブジェクトのプロパティでは、大きさの変更や、動きを固定することでブロックとして扱えるようにしたりと、色々な使い方が可能となります。
 こういったアプリでは、自分で音程やリズムを作ることができないタイプも多いですが、壁オブジェクトを使って音源オブジェクトの動きを固定させたり、シーケンサーオブジェクトを連動させると一定のフレーズを作ることができます。

アドオン


 アドオンでは10種類のプリセット音源追加パックやツールオブジェクトとして音源オブジェクトを天体のように回転させたり、ピンボール風の反射図形、オブジェクトの動きをモーション・コントロールする機能などが用意されています。機能のみが全て入ったフルバージョンは現在350円となっています。

総評

 グラフィックとサウンドのバランスが素晴らしく、インタラクティブ系音楽アプリとしては扱いやすい部類です。次回アップデートではシェア機能(Dropbox、iTunes、メール)や、サンプルインポート、WIST、MIDI、Audiobusと最強スペックになるようで楽しみです。

Musyc

アプリ基本情報

Musyc

Musyc

配信元:Fingerlab

iOS価格:無料

  • バージョン iOS:1.0.0

  • 備考

    条件:iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、iPod touch(第3世代)、iPod touch(第4世代)、iPod touch(第5世代)、およびiPadに対応。iOS 6.0以降が必要 iPhone 5用に最適化済み

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年06月15日)の情報です。

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