BassLine

ダンス・ミュージックに欠かせない名器「TB-303」クローンアプリ『BassLine』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

by [2013年6月12日]

 ローランド「TB-303」は、80年代初期に発売されたアナログ音源仕様のベース専用マシンで、80年代後期のアシッドハウスで火がついて以来、今回の『BassLine』を含め、現在でも多くのハードやアプリのクローン商品がリリースされ続けている人気マシンです。

X/Yパッドでの音色エディット、テープエコー・シミュレーション

 BassLineは、303サウンドの特徴である音の太さ、フィルターのキレ、心地良いスライドといった基本的なポイントを押さえつつ、独自の機能を備えた仕様となっています。


 搭載波形は、実機のノコギリ波/矩形波の2種類に加え、パルス波/ノコギリ&三角波の2種類が搭載されています。

 音色エディット部のカットオフ&レゾナンスとエンベロープは、それぞれがX/Yパッド仕様となっており、実機のカットオフとレゾナンスのツマミを同時に動かすといったアシッド定番のサウンドが簡単に演出できるようになっています。

 モジュレーション「low freq osc」は実機と同じフィルター用エンベロープですが、ここではスピードとアマウントが搭載されているので、「ブリー、フニャー」といった細かいモジュレーション表現が可能です。

 エフェクト機能には、テープディレイ(エコー)をシミュレーションしたtape delayがあり、ディレイタイム(1~6ステップ)、フィードバック、レベルの設定が可能です。フィードバックのMAX時には発振ギリギリの心地良いエコーサウンドでタイム変更するとテープエコーらしいアナログ的な変化も得られます。この他、アシッドサウンドに必須のオーバードライブも装備されています。

5オクターブ打ち込み&エディットしやすいパターンツール

 打ち込みは実機と同じ方式で、1ステップずつ音程やスライド、アクセントを入力していくスタイルで、最大4パターンまでを作成できます。


 打ち込み時の音域指定は、実機では3オクターブでですが、本アプリは5オクターブまで使用できるので、リードパートなども作れます。ステップサイズは1から64ステップまでが指定できるので、最大4小節までのパターンや変拍子パターンが作成できます。

 303の打ち込みは、一度打ち込むと大きな変更が大変なのですが、Pattern toolsを使うとフレーズを簡単にエディットできます。

 transposeはパターン内のフレーズを上下1オクターブ変更と上下1音単位での変更が可能で、shiftはパターン内のステップを左右に1音ずつ移動、lengthはステップサイズを半分/2倍に変更可能です。
 randomizeはパターン内のピッチやゲート、スライドをランダムに変更してくれる機能で、アシッドなフレーズを簡単に作成できます。ランダムなので各項目を押すたびに毎回違うエディットをしてくれます。
 fillは「C」を押すとステップ全体がC音に変更され、accはすべてのステップにアクセントが付きます。clipboardはパターンのコピー&ペーストとなっています。
 このPattern toolsの各機能はプレイ時のパフォーマンスに活用できます。

MIDI&Audiobus&シェアリング機能

 MIDI機能はバーチャルMIDI対応で、他のアプリと同期できるMIDIクロック機能と音源として使用できるMIDIノートインプット機能があり、各パラメータを外部からコントロールできるMIDI Controllerにも対応しています。

 また、AudiobusやKORGの同期規格「WIST」にも対応しています。Audiobusでの使用はMIDIクロック、MIDIノートコントロール機能を活かせるのでとても便利です。

 シェアリング機能では、別アプリへ直接オーディオエクスポート可能なOpen In機能付AudioCopyとメール添付などが可能です。

総評

 見た目は303らしくないですが、出音の太さ、フィルターのキレなどは素晴らしく、オーバードライブをあえて控え目にして勝負している辺りが好印象です。クローンとしてはかなりレベルが高いほうでしょう。

BassLine

アプリ基本情報

BassLine

BassLine

配信元:Markus Waldboth

iOS価格:350円

  • バージョン iOS:4.2

  • 備考

    条件:iPhone、iPod touchおよびiPad互換 iOS 4.2以降が必要

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年06月12日)の情報です。

コメントは受け付けていません。

PageTopへ