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マニア即買い!ドラムマシンの名器がズラリ『FunkBox Drum Machine』

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by [2013年5月15日]

 FunkBox Drum Machineは、当サイトでもたびたび紹介している『Little MIDI Machine』のデベロッパー「Synthetic Bits」がリリースしているドラムマシンアプリです。
 使用できる音色には、70年代のリズムボックスから、80年代のTR-808/909、PCMマシン、90年代のELECTRIBE、Machinedrumなどがあり、16ステップシーケンサーを基本にベース専用シーケンサー、Virtual MIDI、MIDIクロック、MIDIルーティング機能といった充実ぶりです。

往年の名器サウンド


 搭載されているドラムマシンは15種類あり、これ以外に音色違いのバリエーション・パッチが14種類あります。
 70年代のリズムボックス系にはローランド「CR-78」「TR-77」、コルグ「KR-55」、Maestro「MRK2」、80年代のアナログドラムマシンにはローランド「TR-606/808/909」、PCMドラムマシンにはヤマハ「RX11」、LINN「LinnDrum」、Sequential Circuits「Tom」、Oberheim 「DX」、E-mu「Drumulator」、90年代ではコルグ「ELECTRIBE」、Elektron「Machinedrum」などがあります。
 どのマシンも現代のエレクトロニック・ミュージックに使われているサウンドばかりですね。

16ステップシーケンサーとベース専用シーケンサー

 FunkBoxのメイン画面は、CR-78風で8個のドラムパッド(ロール機能付)と各パート用のミキサー、リズムボックスにはお馴染みのプリセット・リズムパターンスイッチといった仕様です。
 各パートのミキサーの上にある音色切り替えスイッチは、タムとカウベルといった感じで2音色を切り替えて使用するものです。


 ステップシーケンサーは8パート×16ステップが2基あり、この2基を連結した32ステップで使用するのが基本です。SPLITモードでは2基のステップを上下に表示させる機能で表示されないパートは上下ボタンで切り替えが可能です。

 EDIT機能では各ステップのベロシティをスライダーで設定することが可能です。
 とても分かりづらいのですが、パッド内の右下にある「ODUB」というスイッチはリアルタイム録音モードとなっていて、再生中にこのボタンを押してパッドを押すとステップ内に書き込まれる仕組みとなっています。

 演奏モードは4/4と4/3があり、テンポを半分にする「半速モード」や、テンポ部には「スウィング機能」などもあります。
 この他、各パターンには、連動した「ベースシーケンサー」が内蔵されています。

 この機能はMIDIポート専用シーケンサーで8音階×16ステップ×2基、ベロシティ対応といった基本仕様ですが、サブメニューよりオクターブやキートランスポーズ、スケール機能などが利用できるので、ベース以外のパートにも対応可能です。
 パターン保存については、最初にメイン画面のプリセットボタン(36個)を指定すると以後はそこに自動で記憶されます。パターンコピーも可能です。
 パターン再生操作は、2つを同時押しするとパターンが連結再生してくれます。この他「PATTERN QUEUE」は、再生中に次のパターンを指定する機能となっています。
 ちなみにリズムボックスのパターンボタンを2個同時押しでパターンをMIXする裏技は使えません。

MIDI機能はフル装備

 MIDI機能は、前述のシーケンサーアプリ「Little MIDI Machine」と同様に、とても充実しています。
 MIDIセッティングでは、MIDIクロック(内部/外部)の切り替えやドラムシーケンサーとベースシーケンサーのMIDIチャンネル設定、外部MIDIコントロール用スイッチなどがあり、オーディオ関係では5種類のレイテンシー切り替えを装備しています。

 MIDIルーティング機能は、外部用のCoreMIDIと内部用のVirtual MIDIポート設定があり、各ポートにはMIDIクロック/ノート/ベース/MIDIコントロールなどのスイッチが入力/出力別に用意されています。ちなみにベースシーケンサー機能を利用する場合は使用ポート内の「BASSOUT」とMIDIチャンネル設定をすれば外部音源&アプリをコントロールすることができます。
 ポート内の「NOTEIN」をオンにすると、外部MIDIポートから音源(MIDIノート対応)として使用することもできます。FunkBoxはパターンが少ないので外部シーケンサーから打ち込むと便利ですね。

エクスポート機能

 現在指定してあるパターンを一度リアルタイムでレンダリングしてからWAV形式に変換します。エクスポートの種類にはAudioCopyやiTunes、Eメールに対応しており、EメールのみパターンのMIDIファイルを送ることが可能です。

総評

 WAV素材を再生するだけと分かっていても、この見た目とビンテージという言葉に弱いもので、マニアは即買いですね。MIDI機能も充実しているので、色々な使い方ができて便利ですし、そして何より楽しいのです。

FunkBox Drum Machine

アプリ基本情報

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FunkBox Drum Machine

配信元:Synthetic Bits, LLC

iOS価格:600円

  • バージョン iOS:3.3

  • 備考

    条件: iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、iPod touch(第3世代)、iPod touch (第4世代)、iPod touch (第5世代)、およびiPad に対応。 iOS 5.0 以降が必要 iPhone 5 用に最適化済み

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年05月15日)の情報です。

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