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無料シンセアプリ「Alchemy Synth Mobile Studio」が豪華バージョンアップ

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by [2013年5月12日]

 Camel Audioの無料シンセアプリ『Alchemy Synth Mobile Studio』(以下Alchemy)が、先日のバージョンアップで大きく生まれ変わりました。パソコン版は、EDIT能力の高さ、高音質サウンド、豊富なライブラリなどで、国内外のアーティストに愛用されている有名な音源で、Mobile版もこれらの良さをうまく受け継いだ素晴らしい内容となりました。

まずはユーザー登録で無料ライブラリをGET!

 Mobile版Alchemyはパソコン版と同じく、サンプル素材ベースの“ソフトサンプラー音源”という仕様で、アドオンによる専用音色ライブラリを追加して内部音源を拡張していくスタイルとなっています。
 無料版ではライブラリがとても少ないのですが、Camel AudioのWebサイトにて無料ユーザー登録(右上のSign upより登録)を行なうと、30音色近くのライブラリを無料で追加することができます。何はともあれGETです。

4パート音源仕様、パフォーマンス演奏ができるRemixパッド搭載


 前バージョンではシングルパートだったと記憶していますが、今回は4パート仕様となり、ミュート/ソロ機能も付いた便利な専用ミキサーも搭載されています。  

 Mobile版らしい点として、“2つのX/Yパッド”“8つのRemixパッド”を装備しています。
 2つのX/Yパッドは、各音色パッチごとにフィルターやエフェクトなど、違う内部パラメータがアサインされていて、各パッチに合った最適な音色変化を行なうことができます。

 下の8つのREMIXパッドは、それぞれに違う音色設定がしてあり、パッド内の枠部分を指で移動させることでモーフィングのように音色が変化します。オプションには、枠部分を指で弾いておはじきのように移動させたり、端末を傾けて移動させることでトリッキーな効果を演出できる機能があります。

キーボード機能、ドラム専用パッド


 音色カテゴリーは、アルペジオ/ベース/ギター/キーボード/リード/ドラムキット&ループ/ループフレーズなど16種類があり、通常パートは“キーボードモード”、ドラムキットとループは“ドラムパッドモード”に切り替わる仕組みです。

 キーボードモードには、単音弾きでコード演奏が可能な「Chord機能」や、複数の鍵盤を順番に弾いてホールドさせていく「HOLD機能」、4種類のスケールとキー設定可能な「Scale機能」などがあります。

左:ドラムキット。右:ドラムループ。

 ドラムパッドモードでは、16個のパッドを使った演奏が可能で、ドラムキットでは16パートがアサインされます。左のパラメータでは各パートのボリュームやチューニングなどをEDITすることができます。ドラムループ音色を選択した場合は、各パッドが全て同じ音色となりますが、フィルターやコンプ、ディストーション系エフェクトのパラメータを使用することができます。
 このドラムパッドモードでもX/Yパッド&Remixパッドを使ったパフォーマンスEDITを行なうことができます。

オートメーション対応4トラックシーケンサー

 4トラックMIDIシーケンサーは、各パートに1トラックという仕様で、リアルタイムでのレコーディングがメインです。
 録音時は小節バーが出現し、メトロノームを聴きながらレコーディングを行ないます。録音モードには、クオンタイズ機能(無し、1/8、1/16)や、小節設定(AUTO、1~32小節)、各トラックのUndoやクリア、コピー&ペースト機能などを利用できます。

 コピー&ペースト機能では、オーディオ素材としてコピーされ、ペースト先のトラックではドラムモードに切り替わり、ループ素材として使用するユニークな仕組みとなっています。
 オートメーション機能は、各EDITパラメータとX/Yパッド&Remixパッドが対応しています。
 シーケンサーは、オーバーダビング仕様となっているので、最初に演奏を録音し、後からオートメーションを書き込むことも可能です。
 このシーケンサーは、小節編集などが無い簡易的な仕様ですが、クオンタイズの性能が良く、Undo機能もあるのでサクサクとトラックを作ることができます。
 ちなみにこの無料版では、数種類のソングデータを楽しむことができますが、セーブ機能はありません。

Audiobusに加え、有料のPro版ではMIDI機能をフルサポート

 この無料版でもAudiobusに対応しているので強力な音源として使用できますが、有料のPro版ではVirtual MIDIやMIDIクロックに対応しているので、別のシーケンスアプリからコントロールするとさらに強力。この他、100種類の音色追加、WAV&MIDIファイルのエクスポート機能、各トラックの保存、追加クオンタイズ&スケール、各トラックの発音数設定など様々な機能が追加されます。

総評

 筆者は、普段パソコン版を使用していますが、Mobile版も良質なライブラリや多彩なEDIT能力など、Alchemyの良さが十分出ています。一度、無料版を体験すると間違いなくPro版と追加モジュールが欲しくなります! フルスペックのPro版は時々セールもしているようです。

Alchemy Synth Mobile Studio

アプリ基本情報

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Alchemy Synth Mobile Studio

配信元:Camel Audio

iOS価格:無料

  • バージョン iOS:2.0.15

  • 備考

    条件: iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、iPod touch(第3世代)、iPod touch (第4世代)、iPod touch (第5世代)、およびiPad に対応。 iOS 5.0 以降が必要 iPhone 5 用に最適化済み

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年05月12日)の情報です。

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