アイキャッチ画像

Yelloのボリス・ブランクがプロデュースした音楽制作アプリ『Yellofier』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

by [2013年4月10日]

 スイスのテクノポップユニット“Yello”のボリス・ブランクがプロデュースした『Yellofier』は、4トラック/16ステップのパターンシーケンサー仕様で100小節までのソングを作ることができる音楽制作アプリです。
 音源には、ボリスのプリセットサウンド(32音色)の他、内蔵マイクからサンプリングした音を素材として使うことができます。
 8つの特殊エフェクトは、各ステップに設定することができるシーケンスエフェクト仕様となっています。
 プリセットデモソングには、CARL CRAIG/Henrik Schwarz/Orbital/THE THE/THE ORB/THOMAS FEHLMANNなど、多数の豪華有名アーティストが名を連ねており、そのデモデータとサウンドを利用することができます。これらを使用したい場合は、各アーティストのデモデータを指定してEDIT SONGモードに入ると、サンプリングで使用している素材を「RECORDINGS」で使用できるようになります。
 それにしても、こんなに豪華でフリーアプリというのがスゴイ。

ソングモード

 シーケンサー内部は4トラック仕様で、各ブロックが1つのパターンとなっています。パターンを違うマスにドラッグすればコピー、長押しか空白マスを消したいパターンの上にドラッグすればデリートとなります。各パターンは、トラック間のマージも可能、この辺りの操作性はとても良いです。
 前後の小節へ移動する場合は左右のサイドバーをタップ、次の小節へコピーしたパターンを移動させたい場合はパターンを左右のバーへドラッグすると次の画面に切り替わります。コピー&ペースト機能がないのは少々残念です。
 小節のループ再生は、現在再生している小節で再生ボタンを長押しします。各トラックにはボリューム機能があります。制作中に特定のパートを聴けるミュート機能が無いのでボリューム操作で代用しましょう。

16ステップシーケンサー

 トラック内のパターンをダブルタップするとステップ入力画面を開くことができます。
 左の16個のマスがステップシーケンサーで、音色は右のプリセットライブラリー「YELLO SOUND LIBRARY1~4」を選択してから、「SAMPLES」の8つのボタン内の音色を16ステップ内に入力していく手順です。
 16ステップの見かたは、一番左の縦列の上から1拍/2拍/3拍/4拍の頭拍で、進行方向は左上から右へ順番に進んでいく仕組みです。 
 入力時は、まず再生モードを長押ししてループモードにします。「SAMPLES」のいずれかを選択し、各ステップをタップで入力、再タップでデリートです。
 各ステップボタンを上下にスワイプ操作することでベロシティ設定も行なえます。色が変化するので分かりやすいです。

各ステップに組み込めるエフェクト

 ステップ画面内の「EFFECTS」が8つの特性を持ったエフェクトで、各ステップに直接効果を付けることができます。「EFFECTS」のいずれかを選択してから、使用したいステップにタップすると、選択したエフェクトのマークが付きます。
 各エフェクトはそれぞれプリセットを持っていて、エフェクトマークが付いているステップを左右にフリックするとマークが回転して設定を変えることが可能です。各エフェクトはエレクトロサウンド必須のエフェクトで、使えるモノばかりです。

エフェクト一覧

内蔵マイクを素材として使う~スライス機能付サンプリング


 メインメニュー「RECORD/SLICE」では、内蔵マイクを使ってサンプリングができます。録音したテイクは波形で表示され、自動的に8つのスライスマーカーが付き、8つの音源として下のパッドにアサインされます。スライス線を修正したい場合は各パッドボタンで再生確認しながら直接スライス線を移動すればOKです。
 サンプリングした素材をステップシーケンサー内で使用する場合は「RECORDINGS」を選択すると、「SAMPLES」内にスライスした8つの素材がアサインされている仕組みです。
 サンプリングした音色は、1つまでしか使用できませんが、結構長く録音できるのでテンポさえ合っていればボーカル、ギターなどもイケると思います。

パターン&ソング制作のコツ

 このアプリは、少々操作や仕様が特殊なのでコツを紹介します。
 まず、初めに曲を作る場合にデフォルトのプロジェクトが無いので、プリセットソングをどれでも良いので読み込み、全パターンを消去したものをデフォルトプロジェクトとしてセーブしておくことをオススメします。
 次に、パターン作りに関してですが、基本的にサンプリング素材+プリセット1~4(32音色)が同時に使用できるのですが、1パターン内はサンプリングバンクを含めて1プリセットと限定されています。全てのプリセットを同時に使用したい場合は、4トラックに分けてパターンを作成したり、トラック内に空いている小節にマージするのがコツです。特にドラムパターンを組む場合は音が重なるので必須です。コピーしたパターンをEDITしても元パターンはそのままなので、バリエーションは無限に作れます。

総評

 Yellofierで作られたボリスのデモデータやプリセット音色は、Yelloのサウンドそのままですし、豪華アーティストのデータも刺激的で、まさに「Oh Yeah!」といった内容です。編集機能は物足りないのでやり繰りが必要ですが、なぜかワクワクしてしまいます。
 なお、現在トラックコンテストを開催している模様です。興味のある方は下記公式サイトをチェックしてみてください。

Yellofier
Yello

アプリ基本情報

アイキャッチ画像

Yellofier

配信元:Boris Blank

iOS価格:300円

  • バージョン iOS:1.0

  • 備考

    条件: iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、iPod touch(第3世代)、iPod touch (第4世代)、iPod touch (第5世代)、およびiPad に対応。 iOS 5.0 以降が必要

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年04月10日)の情報です。

コメントは受け付けていません。

PageTopへ