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タッチ操作で本格DJミックス!『Traktor DJ』

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by [2013年3月24日]

 MP3などのオーディオファイルでDJミックスが可能な、NATIVE INSTRUMENTSの本格派DJソフト『Traktor』のiOSアプリ版『Traktor DJ』がリリースされました。
 国内外の多くの有名アーティストに使われているTraktorですが、iOS版も本家に引けを取らない素晴らしい機能と操作性で誰でも手軽にDJミックスを楽しむことができます。
 本家Traktorはマウスや外部コントローラーでのプレイスタイルですが、iOS版ではスワイプ操作によるループ設定や画面タッチでのエフェクト操作などiPadの特徴を活かした新しいプレイスタイルで楽しむことができます。

iPadのミュージックリストをそのままプレイ

 Traktor DJ内で使用するMP3データはiTunesから経由して本体に取り込んである「ミュ-ジック」内のMP3データを使用します。「ミュージック」内で作成したプレイリストはTraktor DJのプレイリストにも反映するので、お気に入り曲だけをDJミックスすることも可能です。

Traktor DJ内のリストブラウザは「ミュージック」内のカテゴリーとほとんど同じ内容で使いやすい。

各デッキに曲をロードする

 リスト画面とデッキ画面との切り替えは、Bデッキの下部分を上下にスワイプするか、画面右上の「音符アイコン」を押して切り替えをします。
 デッキへ曲をロードさせる操作は、ブラウザ内の曲を選択すると右側に選択曲と「A/Bスイッチ」が表示されます。「A/Bスイッチ」を上下方向に選択すると指定したデッキにロードされます。同じ要領でもう一方のトラックに曲をロードさせたらミックスの準備完了です。

A/Bスイッチでデッキにロード。

デッキ画面のスワイプ操作

 曲内の小節移動やズームなどは全てスワイプ操作で行ないます。
 デッキ画面は、大きなメイン画面とその下の小さなサブ画面で構成されています。サブ画面は曲全体を表示しており、小節移動をする場合は再生バーをタッチして左右にスワイプします。メイン画面の拡大/縮小は、サブ画面で2本の指を使って横にスワイプ操作します(図3)。

拡大(または縮小)操作。

DJミックスの基本「ループ再生」「キューポイント」

 特定の小節のフレーズを繰り返すのに必要なのがループ機能。例えば、Aデッキでドラムとベースだけのフレーズをループさせて、Bデッキで上モノを次々に変えていくといった基本ミックスが作れます。
 ループ操作は再生バーがある位置でループボタンを押すだけ。小節の頭からループさせたい場合はタイミングよくループボタンを押すと綺麗にループします。デフォルトではループサイズが1小節(4beat)になっていますが、設定で「1拍/1小節/2小節/4小節」が選べます。

 この設定とは関係なく2本の指を使ったスワイプ操作でループサイズをリアルタイムで変更することもできます。

ループ。

2本指でのループサイズ変更。

 「キューポイント」は曲中の場所を記録する機能です。Traktor DJでは8個までキューポイントを作ることができます。
 例えば、イントロのドラム部分を「キュー1」、中間のフレーズを「キュー2」と設定し、プレイ中に各キューボタンを押すことで即時にそのポイントに戻り再生を始めます。ミックスの構成を組み立てるのにとても便利な機能です。

キューポイントを4つ設定したところ。

頭拍、ビート位置の修正も簡単

 例えば、ミックス中に2つのデッキ間で曲の頭が違うとか、小節線がズレている場合は、SYNCボタンの右隣りの「ビートグリッド」ボタンを押してモード画面を開きます。

修正前。

修正後。

 画面の「1.2.3.4」の4拍のグリッド線を基準に、波形画面を左右にスワイプして頭拍やタイミングを修正し「DONE」を押すと修正完了です。これだけの操作で簡単にビート合わせが行なえて便利ですね。

プレイスタイルのエフェクト機能

 ミックスにカッコイイ色付けするのが、このエフェクト機能。エフェクトは「FX」「EQ」の2種類があります。
 EQメニュー「Equalizer」は“Low/Mid/High”のイコライザー。「Filter」はパッド式フィルターでハイパス&ローパスを使ったタップでのフィルタープレイが行なえます。

Equalizer画面。


Filter画面。画面右の鍵マークをオンにするとホールド状態となる。

 FXメニューは、5種類のエフェクト(Delay/Reverb/Gater/Flanger/Beatmasher2)があり、3種類までFXブロックに設定できます。

ReverbとBeatmasher2を設定。

 ここもパッド式エフェクトなのでタップ操作でのプレイが可能です。ちなみにFXとEQを同時に立ち上げられるので、フィルターを変化させながら、DelayやReverbを使ったDUBプレイやBeatmasher2を使ったエレクトロ系のループサウンドなど幅広いジャンルに対応できます。

FXとEQを同時に立ち上げた様子。

フリーズ機能でパッドプレイ

 デッキ左下の氷マーク「フリーズ機能」を押してメイン画面内のビートグリッド内をタップするとドラムサンプラーのようなパッドプレイが行なえます。
 PC版でやる場合は外部の専用パッドやPCキーボードを使用するのですが、iPad版ではタッチ機能を利用したナイスなアイディアです。

この状態で波形のあたりをタッチすると、パッドプレイが可能。

総評

 とにかくタッチ操作で直感的にプレイできるのが一番の魅力です。曲の同期や修正がスムーズに行なえる点も良いですね。プレイは録音することもでき、再度素材として使うことも可能です。

 より本格的にやりたい人は、同社が発売している「Traktor AUDIO 6(25,000円前後)」といったDJ専用オーディオインターフェースでモニタリングしながらプレイすると世界が広がります(アップルのCamera Connection Kitが必要)。
 すでに本格的にやっている人は「Traktor PRO 2」との同期も可能ということで強力なツールになることでしょう。
 クラブ系、アニソンなど好きな曲のオリジナルミックスを作ってぜひ楽しんでください。DJミックスしてみたい! といった初心者にもオススメですよ!

●Traktor DJ公式サイト(NATIVE INSTRUMENTS)
●Traktor AUDIO 6公式サイト

アプリ基本情報

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Traktor DJ

配信元:NATIVE INSTRUMENTS GmbH

iOS価格:1,000円

  • バージョン iOS:1.0.3

  • 備考

    条件: iPad 互換 iOS 6.0 以降が必要

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年03月24日)の情報です。

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