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来日記念特集 クラフトワークをアプリで楽しむ【予習編】

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by [2013年3月30日]

 APPREVIEWでは、クラフトワークの来日を“勝手に”記念させていただき、特集を前後編の2回でお届けします。まずは予習編として、“テクノの神様”クラフトワークの紹介とその歩みについてお話ししていきます。

後編はコチラ!
来日記念特集 クラフトワークをアプリで楽しむ【実践編】

 下記は、iOS用の音楽制作アプリ『KRAFTWERK – KLING KLANG MACHINE – No1』。手っ取り早くクラフトワークを体験したいというせっかちなアナタには、コレ。

クラフトワークの世界観たっぷりの音楽制作アプリ『KRAFTWERK – KLING KLANG MACHINE – No1』。

「KRAFTWERK 3D CONCERT 12345678」が日本で開催!

 脱原発フェス「NO NUKES 2012」でのクラフトワークは大いに盛り上がり、記憶にも新しいところですが、今年はなんと5月8月より待望の来日公演が東京/大阪で開催されます。
 今回の公演は昨年海外で開催された「KRAFTWERK 3D CONCERT 12345678」と同じ内容で、これまでの8枚のアルバムを日替わりで行なう豪華なもの。観客は3Dメガネを着用するのですが、ユニークで素晴らしいステージになりそうです。

■公演日程
【東京】赤坂ブリッツ

  • 5/8(水)『アウトバーン』(’74)
  • 5/9(木)『放射能』(’75)
  • 5/10(金)『ヨーロッパ特急』(’77)
  • 5/11(土)『人間解体』(’78)
  • 5/13(月)『コンピューター・ワールド』(’81)
  • 5/14(火)『テクノ・ポップ』(’86)
  • 5/15(水)『THE MIX』(’91)
  • 5/16(木)『ツール・ド・フランス』(’03)
  • 【大阪】なんばHatch

  • 5/18(土)内容未定
  • 3-D CONCERTS 12345678(ウドー音楽事務所)

    クラフトワークとは

     クラフトワークってどんなグループ? という人のために、これまでの彼らの軌跡を簡単に振り返っておきましょう。

    テクノポップ以前は前衛的なプログレバンド?
     クラフトワークと言えば“テクノの神様”として有名ですが、現在のテクノポップ・スタイル以前の3枚のアルバムでは前衛的、実験的なジャーマンプログレサウンドでした。さらにクラフトワーク以前には「Organisation(オーガニゼイション)」というバンドも結成していたこともあります。
     この頃は、ギターや生ドラム、フルート、電子ヴァイオリン、電子装置を組み合わせたスタイルで当時の音楽界でもマニアックなサウンドでキワモノ扱いでした。しかし、アルバムを聴けば現在のサウンドに通ずるアンビエント、ミニマルといったテクノな要素が詰まっていることが分かります。

    テクノポップを築いた名盤たち
     今回、公演される8枚のアルバムにはテクノポップの軌跡が記されています。初期作品「アウトバーン」のようなシンセサイザーをメインにしたポップなサウンドは当時のメジャーシーンには無かったので、人々には色々な意味で刺激的だったことでしょう。特にコンセプトであるテクノロジー進化や自然破壊といったメッセージが曲や演奏スタイル、ビジュアルにハッキリと出ていて、分かりやすかった点が序々に評価されていったのだと思います。テクノをひたすら約40年って凄いですね・・。
     個人的にテクノポップという解釈では、「人間解体」~「The Mix」までが黄金期で「Computer World」と「The MIX」が一番好きですが、皆さんはいかがでしょうか?

    オリジナルメンバーは今・・
     現在のクラフトワークのオリジナルメンバーはラルフ・ヒュッターただ1人となり、旧ファンからするととても寂しいですね。ここでは旧作品を築いた3人のメンバーを紹介しておきます。

    ヴォルフガング・フリューア
     アウトバーン(1974)~エレクトリックカフェ(1986)まで在籍。オリジナルメンバー最初の脱退者。クラフトワークの暴露本「クラフトワーク ロボット時代」(1994)が当時話題に。1996年にマウス・オン・マーズがプロデュースしたYamo名義のソロアルバム「Time Pie」をリリース。1997年にはTime PieのREMIX集「Musica Obscura」をリリース。その後、2004年シングル「I Was a Robot」をリリース。全体的に時代を反映したサウンドとボーカルナンバーがメインなのでポップで聴きやすい作品が多い。

    カール・バルトス
     放射能(1975)~THE MIX(1991)まで在籍。1993年にソロユニット「Elektric Music」でアルバムを発表。2003年カールバルトス名義のアルバム「Communication」を発表。2013年には10年ぶりのアルバム「Off The Record」をリリース。彼の作品はクラフトワークをもっとポップにした作品や攻撃的なサウンドが特徴。コンピューターボイスも健在です。現在でもライブではクラフトワークのナンバーもやっていますが、カールらしいサウンドにアレンジされていて新鮮です。黄金期に最も活躍した人物でしょう。
    公式ページ

    フローリアン・シュナイダー
     Kraftwerk(1971)~Minimum-Maximum(2005)まで参加。2008年脱退。1970年にラルフと共にクラフトワークを始動。現在は音楽活動はしていない。個人的にはこの人が一番好きでした。

    クラフトワーク公式サイト

     次回は、いよいよクラフトワークをアプリで楽しむ方法をご紹介します。どうぞお楽しみに!!

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