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Note 7の雪辱はなるか ~サムスン、Galaxy S8・S8+を発表

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by [2017年4月10日]

サムスン Galaxy S8ホームボタンがソフトウェア化されてディスプレイパネル内表示となったこともありフロントカメラ関係などの余白を除くと「左右端フレームレスのほぼ全面ディスプレイ」化が実現している

サムスン Galaxy S8
ホームボタンがソフトウェア化されてディスプレイパネル内表示となったこともありフロントカメラ関係などの余白を除くと「左右端フレームレスのほぼ全面ディスプレイ」化が実現している

Android搭載スマートフォンの分野で、サムスンと同社のGalaxyブランドが最大手の一角を占めていることについては、恐らく大半の人の同意を得られるものと思います。

昨年夏以来の「Galaxy Note 7」の発火・爆発騒動のおかげでかなりネガティブなイメージがついてしまった感もありますが、それでもサムスンがAndroid搭載スマートフォン市場で大きなシェアを持つことは未だ変わりは無く、「Galaxy Note 7」の生産打ち切り・回収決定後も「Galaxy S7」シリーズは比較的順調なペースで販売実績を積み重ねています。

とはいえ、「Galaxy Note 7」のリコール騒ぎがAndroid搭載スマートフォン市場でのテクノロジーリーダーとしてのサムスンの威信に傷をつけ評価を下げたことは間違いありません。

こうした事情があり、また最近台頭しつつあるファーウェイをはじめとする中国メーカーが繰り出す新型機種に対抗しうる高性能機種が求められた事もあって、主力機種である「Galaxy S7」「Galaxy S7 edge」の次なる後継機種については、「Galaxy Note 7」での悪印象を払拭できるだけの画期的な新機能を備えた、デザイン、性能、機能の全てにおいて刷新されたハイエンド機種が待望されていました。

そしてこのたび、「Galaxy S8」「Galaxy S8+」としてGalaxyシリーズの最新ハイエンドモデルが発表されました。

今回はこれら2機種について記事執筆時点で公表されている情報を基本として考えてみたいと思います。

主な仕様

Galaxy S8 背面センサーや内蔵フラッシュ回りの配置がGalaxy Note 7とは左右反転しているのが目を引く

Galaxy S8 背面
センサーや内蔵フラッシュ回りの配置がGalaxy Note 7とは左右反転しているのが目を引く

「Galaxy S8」「Galaxy S8+」の記事執筆時点で公表されている主な仕様は以下の通りです

  • OS:Android 7.0(Nougat)
  • チップセット:Qualcomm Snapdragon 835(2.3GHz 4コア + 1.7GHz 4コア)あるいはExynos(2.35GHz 4コア + 1.9GHz 4コア)
  • サイズ
    • 68.1×148.9×8.0 mm(Galaxy S8)
    • 73.4×159.5×8.1 mm(Galaxy S8+)
  • 重量:155 g(Galaxy S8)・173 g()Galaxy S8+)
  • メインスクリーン
    • 種類:有機EL(Super AMOLED)
    • 解像度:1,440×2,960ピクセル(Quad HD+解像度)
    • 画面サイズ:5.8インチ(Galaxy S8:対角線長)
    •       6.2インチ(Galaxy S8+:対角線長)
    • 縦横比9:18.5
  • 内蔵メモリ
    • RAM:4 GB
    • フラッシュメモリ:64 GB
    • 拡張スロット:micro SD(最大容量256 GB)
  • カメラ
    • メインカメラ解像度:12メガピクセル デュアル
    • フロントカメラ解像度:8メガピクセル
  • Wi-Fi:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)
  • Bluetooth:Ver.5
  • USB:USB Type-Cコネクタ
  • SIMカードスロット:未発表
  • 電池容量
    • 3,000mAh(Galaxy S8)
    • 3,500mAh(Galaxy S8+)
    • WPC・Airfuel ワイヤレス充電対応
  • NFC:対応
  • 認証:網膜認証・指紋認証・顔認証対応
  • 防水:IPX8
  • 防塵:IP6X

ご覧のとおり、「Galaxy S8」「Galaxy S8+」の相違はほぼ各部の寸法およびこれに影響されるバッテリー容量のみでディスプレイの画素数などについてはサイズによる差別化が行われていません。

なお、仕様には明示されていませんが、両機種ともサムスンが買収したアメリカ・ハーマングループ傘下のオーストリアの名門ヘッドフォンメーカーであるAKG社製インナーイヤーヘッドフォンが付属しています。

10nmプロセスでの製造が明言されたチップセット

今回の新型Galaxyではどうしても一目で判る部分に注目が集中してしまいがちなのですが、プラットホームつまり心臓部であるCPUやGPUなどを集積したSoC(System on Chip)の部分で重要な革新があります。

それは、これまでの慣例通り地域ごと、あるいはキャリアごとのオーダーによって選択可能なプラットホームの半導体製造プロセスルールが、いずれの場合も10nm FinFET(10LPE)にシュリンクされたことです。

このプラットホームについては、サムスン自身が「the industry’s first 10nm chip」と誇らしげに記載するとおり量産される10nm プロセスルールによるチップとしては世界初で、2017年2月にExynos 8895として実際の製品を発表していたものです。

14nm FinFETでの半導体生産がようやく各社で安定的に行える様になってきて、スマートフォン向けプラットホームチップへの採用が本格化しつつある現状で、早くも次世代の10nmプロセスチップ搭載製品が量産化されることには驚く他ありません。

半導体製造プロセスルールの14nmから10nmへのシュリンクでは、同じトランジスタ数の場合単純計算でチップ面積が約半分※注1となり、それだけ高周波数での動作や消費電力の削減でより良い性能を実現できることになります。

 ※注1:チップ内の配線パターンやチップ層間を貫通するピアと呼ばれる配線、それにチップ内の回路を外部と接続するためのボンディングパターンと呼ばれる電極部のサイズは道比率での縮小が出来ない/困難であるため、実際のチップ面積は単純計算した場合よりもある程度以上大きくなります。

搭載プラットホームの一方として示されているサムスン自社のExynosについては公表されている各CPUコアの動作クロック周波数から、高速コア4基+低消費電力コア4基による8コア構成であることがわかり、またその動作クロック周波数設定の相違※注2から既発表のExynos 8895とは仕様的に若干異なる部分があることが判ります。

 ※注2:高速コアについてはExynos 8895が2.5GHz駆動で新Galaxy搭載のものより高速な一方で低消費電力コアについては新Galaxy搭載のものが1.9GHzで公表されているExynos 8895のそれよりも高速動作となっています。

ただし、CPUコアそのものについてはExynos 8895の仕様から、これと同様サムスン自社開発の第2世代CPUコアであるExynos M2とARMのCortex-A53のハイ・ロー・ミックス構成となっている※注3と推定でき、高速コア動作時のハイパフォーマンスと低消費電力コアのみ動作時のロングバッテリーライフを両立させた、近年のスマートフォン用プラットホームの定石通りの特性を備えていることが期待できます。

 ※注3:同じ理由でGPUについてもARMの現行最新モデルであるMali-G71シリーズが搭載されている可能性が高いと言えます。

Dual Edgeの進化形

今回のGalaxy新シリーズでもっとも注目を集めるのが、S7 edgeのそれを発展させたディスプレイパネルであることは疑う余地がありません。

正面から見た場合の本体がほぼ全部、縦持ち時の左右端に至ってはディスプレイ面の両端を丸めて完全にフレームレス状態となった※注4この新ディスプレイパネルには「Infinity Display」という名称が与えられています。

 ※注4:この左右端の構造自体は「Dual Edge」として「Galaxy Note 7」で先行して導入されていたものでした。

このディスプレイパネルは「Galaxy S7 edge」で使われてきた縦横比9:16のパネルとは異なり、縦横比9:18.5、つまりほぼ1:2に近い比率となっていて、これまで搭載されていた物理ボタンによるホームボタンが取り込まれています※注5

 ※注5:このためボタンを押し込む圧力を検知するための感圧センサーが当該部分に内蔵され、さらにiPhone 7の「Taptic Engine」と同様の考え方でクリック感を演出するための振動ユニットがディスプレイパネルのホームボタン表示部直下に搭載されている由です。言い替えると、このホームボタン位置は変更できないという事になります。

この縦横比の変更は横持ち表示での動画再生時に上下の黒帯を減らすのが目的とされていて、既にLG電子の「G6」で縦横比9:18のパネルが採用されています。

もっとも、筆者の様に縦横比4:3の動画コンテンツを視聴する機会の多いユーザーの場合、左右に画面の1/3相当の黒帯が縦に入ることになる※注6ため、この変更は善し悪しです。

 ※注6:従来の縦横比9:16のパネルでもこの種のコンテンツ表示は結構不便でしたから、縦横比9:18.5のこのパネルを搭載する2機種の場合、さらに厄介な状況になります。

ただ、テキスト表示を行う場合には、同じサイズのフォントでより多くの行を表示できる(縦持ちの場合)ため、テキスト主体のサイトなどを閲覧する場合に一度に読める範囲が大きくなるのは、結構重要なメリットであると言えます。また、文字入力を行う場合、ソフトウェアキーボードの占有するエリアがWQHD解像度の機種よりも相対的に狭くなりますから、例えばWordを用いて文章を入力したいといったニーズでは、他の機種よりも編集対象である本文をより広い範囲で表示できる事になるため、こうした用途ではこれら2機種(および「G6」)は縦横比9:16の他機種よりも格段に有利です。

なお、先にも触れたとおり画面のピクセル数は「Galaxy S8」と「Galaxy S8+」で同じ1,440×2,960ピクセル、つまりこれまでのWQHD解像度パネルの上下方向に300ピクセル分足した構成※注7となっており、両機種では画素密度が異なっています。

 ※注7:QualcommのSnapdragon 835に搭載されているAdreno 540や先に触れたMali G71クラスのGPUでは、メインメモリのデータ転送性能なども勘案するとこのクラスの画素数が実用的に3Dグラフィックス画面表示を行える上限と考えられます。

正直、WQHD解像度あたりになってくると縦横比9:16で5.2インチ相当のパネルでは小さな文字の判読がかなり厳しくなってきますから、これを5.5インチ相当に拡大しただけで後のスペックはほぼ同等の「Galaxy S8+」の設定は、筆者含め視力が低下して「Galaxy S8」や「Galaxy S7」の画素密度では辛かった人に大いに歓迎されることでしょう。

外付けディスプレイ表示の進化

今回の「Galaxy S8」「Galaxy S8+」には様々な新機軸が盛り込まれていますが、その中でも筆者が気になったのが、外付けディスプレイ接続による拡張機能です。

この機能は「Samsung DeX」と名付けられた専用クレイドルと接続、そこにUSB接続のキーボードやマウス、HDMI映像出力経由での液晶ディスプレイなどを接続することで、この機能に対応するアプリについてデスクトップパソコン的な画面表示での利用を可能とするものです。

ここまで聞いて「はて、それに似た機能を既にどこかのメーカーがやっていなかったか?」と思われた方もおられるでしょう。

そう、この機能はスマートフォン用Windows 10のContinuum(コンティニュアム)機能のAndroid版とでも言うべき特徴を備えているのです。

この機能でディスプレイとキーボード・マウスが同時に接続・利用出来るとされていることから、「Galaxy S8」「Galaxy S8+」に対応するこの「Samusung Dex」はUSB Type-CコネクタによるDisplayPort経由での映像出力機能を利用し、さらに専用クレイドル内でDisplayPort映像信号をHDMI映像信号に変換しているものと推定できます。

この機能を利用しそこそこの大きさの液晶ディスプレイを接続すれば、画面の小さなスマートフォンでもパソコン並の操作性が得られる訳で、今後、変換アダプタと一体のモバイル用外付けディスプレイなんてものが製品化される事もあり得る※注8でしょう。

 ※注8:そこまでやるなら、いっそ適当なタブレットを別途携行した方が良いのではないかという話になるのですが、通信通話の契約数/使用料金を最小限で抑えたい場合だと、こうした構成の方が望ましい場合があります。そのあたりを考えると、この「Samsung Dex」が提供する機能は有用と言えそうです。

前作を踏襲しつつフロントカメラを強化

「Galaxy S8」と「Galaxy S8+」は共にメインカメラとして開放絞り値F1.7で画素数12メガピクセル、さらには手ぶれ補正機能を内蔵したカメラモジュールを搭載し、これをデュアルピクセル構成とする「Galaxy S7」シリーズや「Galaxy Note 7」のそれを踏襲しています。

このデュアルピクセル構成は本来24メガピクセルのセンサーを使用し2ピクセル分を1ピクセルに割当てる事で全画素についてこれらを構成する2ピクセル間の像面位相差を利用したオートフォーカスを実現、より高精度にピント制御を行えるようにする技術で、画素数という「名」よりも高精度かつ高速にピントが合うという「実」を採ったセンサー部設計と言えます。

一方、フロントカメラについては「Galaxy S7」シリーズの5メガピクセルから8メガピクセルへ画素数が増強されただけでなく、オートフォーカス機能の搭載や明るい開放絞り値F1.7のレンズの採用など大幅に機能・性能の向上が図られており、いわゆる自画撮りニーズに対応した設計となっています。

ちなみに「Galaxy S7」シリーズではサムスン自社製の「ISOCELL」と呼ばれる裏面照射(Back Side Illumination:BSI)型CMOSセンサーではなくソニーの「Exmor RS for Mobile」系BSI CMOSセンサーが搭載されていて一部で話題となったのですが、今回の「Galaxy S8」「Galaxy S8+」ではこのあたりの仕様について記事執筆時点では明言がありません。

なお、サムスン自身は自社製の「ISOCELL」系センサーを自動車用カメラ向けに増産する方針を採っており、自動車向け専用の工場を建設するなどこちらの方では活発な動きを見せているのですが、スマートフォン向けカメラモジュールについてはそうした積極的な動きはありません。

先に触れた様に既存Galaxyシリーズでも「Galaxy S5」で一度はメインカメラ用として「ISOCELL」を華々しく導入したものの、「Galaxy S6」シリーズでソニー製モジュールとの混用となって極端な画質差があったことから一部で話題となって、結局「Galaxy S7」シリーズでソニー製に逆戻りしており、BSI型CMOSセンサーの基本特許を押さえているソニーの壁が厚く、これを回避する様な構造を採用せざるを得なかった結果混色の問題を完全には解決出来なかった「ISOCELL」が画質や性能の面でこれを超えるのが難しいことがうかがい知れます。

カテゴリ16に対応するLTE通信機能

今回の「Galaxy S8」「Galaxy S8+」ではLTE通信機能が順当に強化され、LTE カテゴリ9からカテゴリ16へ大幅な高速化が実現しています。

これだけを見ると飛躍的な高速化なのですが、これは「Galaxy Note 7」でLTE カテゴリ12へ強化されたのを踏まえての改良であると言えます。

もっとも、こうしてLTE通信機能が強化される一方でWi-Fiについては従来通りIEEE 802.11 acまでのサポートとなっており、こちらは特に目立った新機能・新規格のサポートや強化は行われていません。

Galaxy Note 7の設計を踏襲した部分が目立つ

Galaxy S8ディスプレイ回りのデザイン的な改良で意識されにくい様になっているが、Galaxy Note 7のそれを踏襲した特徴が目立つ

Galaxy S8
ディスプレイ回りのデザイン的な改良で意識されにくい様になっているが、Galaxy Note 7のそれを踏襲した特徴が目立つ

以上、「Galaxy S8」「Galaxy S8+」について見てきました。

筆者の正直な感想としては、これらは「Galaxy S7」や「Galaxy S7 edge」の正常進化というよりはむしろ、虹彩認証・指紋認証・顔認証を組み合わせた認証システムや縦持ち時の左右両端をフレームレスとしつつ従来の「edge」モデルとは異なり端部にサブディスプレイ機能を持たせなかったディスプレイ構造など、昨夏以来のトラブルで姿を消した「Galaxy Note 7」の構成を踏襲しつつ正常進化させたモデルに見えます。

実は今回の2機種ではディスプレイ縦横比変更で縦持ち時の高さ寸法が「Galaxy S7」「Galaxy S7 edge」よりもそれぞれ大きくなっているのですが、にもかかわらずバッテリー容量は両機種と同等かそれより少ないレベルに抑えられており、プラットホームの半導体製造プロセスがシュリンクされたことで消費電力が減っている点を踏まえつつ防爆・防火対策としてバッテリー回りの設計に余裕を持たせたと推定できます。

このあたりは「Galaxy Note 7」での苦い教訓が反映された点と言えるでしょう。

元々「Galaxy Note 7」は発火・爆発のトラブルが起きる直前までは非常に好評で販売実績も順調に推移していましたから、このようにこの機種の美点を受け継ぎつつ問題点を解決する、つまり変える必要の無い部分は変えず長所をより伸ばそうという今回の「Galaxy S8」「Galaxy S8+」のコンセプトはハードウェア設計の方針として正しいといえ、またサムスン技術陣が「Galaxy Note 7」の設計に自信を抱きつつもその失敗を真摯に受け止めていることが見て取れるため、筆者としては好感が持てます。

ただ、昨年の発火問題でサムスンのブランドイメージが受けた傷は大きく、特に「Galaxy Note 7」のトラブル発生後のリコールで不手際が続いたこともあって同社以外のスマートフォンへ切り替えたユーザーが少なくない事を考えると、今回の2機種は製品そのものはご覧のとおり大変魅力的な反面、商業的には特に信用回復の点で前途多難な部分があると言えます。

今回の2機種の発表会でも、またこれらを紹介する公式サイトのページでも「Galaxy Note 7」との関係を注意深く切り離す/想起させないようなリブランディングが行われているのが見て取れ、サムスン自身がこの点でかなり神経質になっていることがうかがえます。

今後、サムスンが「Galaxy Note 7」で受けた汚名を返上できるかどうかはこの「Galaxy S8」「Galaxy S8+」の成否にかかっています。ここまで見てきたとおりこれらは大変魅力的な仕上がりとなっているため、サムスンには(言わずもがなの事だとは思いますが)これらの生産品質管理について、特に意を注いで欲しいと思います。

▼参考リンク
Discover New Possibilities with the Samsung Galaxy S8 and S8+: Smartphones Without Limits – Samsung Global Newsroom
[In-Depth Look] Fast, Fun and In-Focus: The Galaxy S8 Camera – Samsung Global Newsroom

Samsung DeX Enables Productivity for Mobile Workers by Extending the Smartphone to a Desktop Environment – Samsung Global Newsroom
[In-Depth Look] Blending Seamlessly Into Life: The Galaxy S8 Design and UX – Samsung Global Newsroom
[In-Depth Look] See More, Do More: The Galaxy S8 Infinity Display – Samsung Global Newsroom

Galaxy S8/S8+|Galaxy – Samsung

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