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自由研究にも最適! スマホのセンサー類を活用して科学を楽しむアプリ『サイエンス ジャーナル』

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by [2016年6月01日]

Screenshot_20160527-175433まさに持ち運べる実験ノートと呼ぶことのできるアプリがリリースされました。その名もサイエンス ジャーナル。

サイエンス ジャーナルは、子供にも大人にも自身の中に眠る科学者的思考を呼び覚ましてほしいという願いの元開発されました。科学と聞くと化学合成や電気系などとても専門的な内容を連想するかもしれませんが、科学は世界をより良くする手段の一つです。つまり実際には、壊れた道具やぬいぐるみを修理・修繕することでさえ広義では立派な科学なのです。

サイエンス ジャーナルでは、周囲の環境を知ることを通して自身の科学者の素質を引き出すことができます。周りの環境で気になったことを記録するだけなので、このアプリの使用に当たっては何も構える必要はありません。自身の興味のままに使うと良いでしょう。ここからは私が試しに少し使ってみた様子を報告していきます。

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周囲を絶えず記録!

サイエンス ジャーナルの1番の特徴は、自分(端末)の周りの世界について常にリアルタイムで記録を取れることです。アプリを開いてすぐ、音の強さ・環境光・加速度(上下方向と左右方向)の4項目の記録が目に入ります。この記録は数値の変動としても、グラフとしても確認することができます。端末を少し前後左右に動かしてみたり手をかざしてみたりして数値が変動する様子をしばらく楽しんでみましょう。
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その4項目がしっかり記録されていることを確認したら早速実験です。左上の三本線マークをタップすると観察モードからプロジェクトモードに切り替えられます。プロジェクトモードで自身の実験に名前をつけ、右下の目のボタンを押せば準備は完了です。

自分で実験したい場所に移動し、周囲の環境が整ったら赤いボタンを押します。これが実験スタートのサインです。このボタンを押すと時間が計測され、前述の4項目が記録されます。実験が終了したら停止ボタンを押すとその試行としての記録が止まります。

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記録のグラフには、実験中でも実験後でもメモを書き込むことが可能なので実験の要所要所ではメモを残しておくとわかりやすいでしょう。

実験してみました!

今回私は上下運動の簡単な実験を行いました。手順は簡単です。

  1. ゆっくりしゃがむ
  2. ゆっくり立ち上がる
  3. 立った状態でジャンプしてそのまましゃがむ
  4. しゃがんだ状態からジャンプしてしゃがんだ状態に戻る

この結果を下に示します。上記の4ステップを行ったタイミングはメモとして残しました。グラフ中に●で表されているので参考にしてみてください。
まず上下方向の加速度を見ると徐々に大きくなっているのがわかります。これは私がジャンプした勢いから常識的にわかることではありますが、動作がしっかりと端末に感知されたことが示されますね。
次に音の強さを見ると3~4の動作後に数値が大きく変動しています。これは、1~2の動作後に表れていないことから推測しても私の着地の際の足音だと考えられます。
このようにたった数十秒間のデータに基づくグラフからでも多くのことを考察することができます。

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そして今回変動するはずが無かった左右方向の加速度のグラフを見てください。1,2,3の動作中はあまり変動が無いものの4の動作中はグラフが大きく下に伸びてます。これは私の着地位置がジャンプ開始位置から少しずれていることを示しているのでしょう。もしくは勢い良くジャンプした影響で端末を持っていた手がぶれてしまったのかもしれません。

実験の鉄則は調べたい項目以外の条件は一致させるということです。このように目的の項目以外のデータにぶれが生じてしまった場合は次の試行で改善するヒントとなることでしょう。

一つの実験について試行は何回でも繰り返すことができます。条件を正確に揃えられるように微調整し、得られた数回の数値の平均をとることでより精密なデータを手に入れましょう。

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今回は光の強さに関しては考察に値する有用なデータを得られなかったのですが、蛍光灯の真下で上下運動をして照度の変化を計測するのも面白いかもしれません。目に良い照度があれば一番目に優しいデスクの高さやデスクの高さにあった照明の明るさなどもわかるかもしれませんね。

このように、実験は大掛かりな計画を立てるとなると大変ですが、気の向くままに記録をとってみるだけであれば比較的簡単にたくさん取り組むことができるでしょう。また、いくつかの実験が思わぬ点で結びつくこともあります。実験前から大したこと無いと決め付けずにどんなことでも記録をとってみましょう。

装置に独創性をもたせよう


アメリカでは、上の写真のようなこのアプリ用の実験キットも販売されています。しかしこれらは身の回りのもので代用したり自身で作成したりも可能な範囲です。キットを用いるよりも自身で創造したほうが実験に個性が出ますし作成過程での発見も多いので良いかもしれませんね。

世の中のものや現象全てには様々なアプローチ方法があります。サイエンス ジャーナルはその中で音・光・加速度といった切り口を与えてくれているに過ぎません。このアプリの使用をきっかけに身の周りの些細なことに関心を持ち、その興味をもっと掘り下げていけると良いと思います。少し難易度の高い自由研究に最適なアプリです。

アプリ基本情報

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サイエンス ジャーナル

配信元:Marketing @ Google

Android価格:無料

  • バージョン Android:1.0.85

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※記事内の情報はすべてレビュー時(2016年06月01日)の情報です。

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