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人気の自動作曲アプリが新UIのAndroid版をリリース『Chordana Composer』

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by [2016年1月08日]

Chordana Composer_4 音楽系アプリはiOSプラットフォームに比べるとAndroid OSをプラットフォームにしたアプリはあまり多くないですが、そのような状況の中で作曲系のアプリがカシオから登場しました。
 その名も『Chordana Composer for Android』。これは、2015年春にリリースされ、なんとなく思いついたフレーズを元にして1曲へ仕上げてくれるCASIOの作曲支援アプリ『Chordana Composer』のAndroid版なのですが、今回はこちらを紹介したいと思います。文:内藤 朗(有限会社FOMIS)

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作曲をグッと身近にしてくれる『Chordana Composer』

Chordana Composer_1

Chordana Composerのメイン画面。鍵盤入力部分のGUIはAndroid版の方がフレンドリーな雰囲気があるように思われる

 Chordana Composer for Android(以下、Chordana Composer)は、曲作りを行うための楽典の知識などがなくても、自分で考えた短いフレーズ(=モチーフ)を元に全体のメロディからアレンジまでを自動かつ瞬時に行ってくれる至れり尽くせりの自動作曲機能を装備しています。このアプリで作った曲は、WAV形式のオーディオファイルやStandard MIDI Fileでエクスポートが行える他、各種共有方法で容易にシェアできるのが大きな特徴となっています。
 また、先行リリースされているiOS版との違いは、GUIのデザインの違いがありますが、作曲編曲機能に大きな違いはありません。GUIデザイン同様に、アプリを使用する上での操作性は、Android OSに適した操作性を考慮した設計になっていますが、手軽に曲作りが楽しめるという点ではどちらのOSでも共通だと言えます。続いてChordana Composerでの曲作りの方法を紹介しましょう。

シンプル操作で容易な曲作り

Chordana Composer_2a

新規作成画面。まずはモチーフの長さ、テンポなどを録音前に設定しておこう。「テンポ:……(黄色の枠線)をタップするとそれらを設定するメニューが表示される

 iOS版と同様、曲作りを始めるにあたって最初に曲作りの元となるモチーフを作るところから始めましょう。
 Android版では、起動時に新規の制作画面が表示されますが、新たに曲を作る場合には「新規」をタップすると新規作成画面が表示されます。作成するモチーフの長さやテンポを設定したら、元となるフレーズの録音を行います(図2参照)。

Chordana Composer_2b

テンポ、モチーフ、16分音符の設定画面

 モチーフを録音する方法は、画面のメイン部分に表示されているボタン型鍵盤部を使用した「鍵盤入力モード」、マイクに向かって口笛や鼻歌で入力する 「マイク入力モード」から自分の録音しやすい方法を選ぶことができます。それぞれの状態は各図左上で黄色の枠線で囲んだ部分をタップすると切り替えることができます。

Chordana Composer_3

マイク入力モード

Chordana Composer_4

鍵盤入力モード

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録音後の状態。演奏したフレーズを一度聴き直してオーケーなら自動作曲を、修正したい場合には編集をタップしてそれぞれ実行する

 フレーズを録音すると「モチーフの編集」状態となりますので、ここで「編集」をタップすれば、入力したフレーズの修正や変更が行え「自動作曲」をタップするとそのまま自動作曲が行えます。

Chordana Composer_6

編集をタップして表示される各種編集ツール。矢印で音符を選んでカーソルボタンをタップすると音程や符割を変更することができる。

 自動作曲ボタンをタップすると「ジャンル」「曲調」「メロディの動きの大きさ」「メロディのテンション度」を指定する画面が開きますので、そこで曲想を指定して自動作曲を実行すると1曲の形が出来上がります(図7a、7b参照)。

Chordana Composer_7a

自動作曲を行う設定画面。ここの設定次第で作り出されるメロディが大きく変わってくるので、色々試してみると良いだろう

Chordana Composer_7b

演歌ジャンルやオブリガートの設定が追加された

 細かい部分ですが、iOS版では自分で作ったモチーフを曲構成のどこで使用するかを最初に指定していましたが、Android版では自動作曲を行う段階で指定する点が異なっています。曲作りのプロセス的には大きな違いではないので、それほど気にする必要はないでしょう。また、自動作曲後にプレイバックしてみて気に入らない部分がある場合には、編集で修正や変更ができるため、より自分のイメージに近い曲に仕上げていくことが可能です。

Android版でも実際にChordana Composerで曲を作ってみた

 実際にAndroid版のChordana Composerでの曲作りを行ってみました。
 起動後に録音ボタンをタップして、鍵盤部分を弾くだけですぐに曲作りが始められることから、思いついたアイディアが新鮮なまま、曲作りを進められるという点は大変良いと思います。
 また、鼻歌入力でも試してみたところ、歌い方によってはうまく変換されませんでしたが、歌詞をつけずに「ラララ~」のような感じ、かつ音程がハッキリわかるような歌い方で入力すると比較的変換されやすいようです。自動作曲メニューで色々設定を行って実行させると、ものの数秒程度でAメロ、Bメロ、サビ的な展開のメロディに加え、イントロやエンディングも作られるなど、曲としての体裁も整えられた曲が出来上がってきました。ここで作成した曲はWAVで書き出すのも良いですが、PC版のDAWで曲作りをしている人であれば、Standard MIDI Fileで書き出して、更に手を加えてみるのも良いでしょう。

Chordana Composer_8

作った曲のデータを書き出すには、「共有」ボタンをタップ後、WAV、MIDIファイル(SMF)のいずれかのフォーマットを選択

Chordana Composer_9

共有手段もさまざま

 今回もiOS版と同様に自宅でじっくり作業できる状態で試しましたが、Android版の方でもこの手軽さを活かした移動中の曲作りのメモ代わりにも便利ではないかと思います。これは個人的な感想ですが、GUIのデザインの違いやOSに適した設計になっているからかもしれませんが、iOS版よりも片手での操作がしやすい分だけ、手軽さがあり、作曲入門アプリとしてより適したものになっていると感じられました。

作曲アプリ「Chordana Composer for Android」 – カシオ計算機

アプリ基本情報

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Chordana Composer for Android

配信元:CASIO COMPUTER CO., LTD.

Android価格:500円

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