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Fate/Grand Orderを遊ぶ~第5回:サーヴァント育成と聖霊石

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by [2015年11月11日]

第4回ではサーヴァントについて考えました、今回はその育成やユーザーキャラクターとの関わり合いについて考えてみたいと思います。

▼「Fate/Grand Orderを遊ぶ」記事一覧
第1回 Fateの世界を俯瞰してみる
第2回 サーヴァントのクラス分けについて
第3回 カードバトル形式のプレイスタイル
第4回 …これ一体誰? サーヴァントを考える
第5回 サーヴァント育成と聖霊石

サーヴァントの育成

バトルに勝利し獲得した戦利品直接サーヴァントや宝具のレベルアップ・強化に使用できるものばかりでは無いが、これらをどのサーヴァントにどう割り当てるかは、以後の強化と戦略に重要な影響を及ぼす

バトルに勝利し獲得した戦利品
直接サーヴァントや宝具のレベルアップ・強化に使用できるものばかりでは無いが、これらをどのサーヴァントにどう割り当てるかは、以後の強化と戦略に重要な影響を及ぼす

実際のプレイを進めていく上で、割と重要な問題として立ちはだかるのが、限られた(バトルによって得られた)アイテムやカードなどの資源をどう配分しどのサーヴァントを優先して育てるのか、という手持ちサーヴァントの育成方針です。

言うまでも無いことですが、手持ち全てのサーヴァントに均等にリソースを配分していたのでは、いつまで経ってもバトルに勝てず、クエストを先に進めることが難しくなります。

そのため、バトルでの突破力を高めるというか、勝利を収めやすくせねばならず、必然的に何人かの特定のサーヴァントに得られたリソースを傾斜配分せざるを得なくなってきます。

星1つのアサシンを重点的に育て上げた例霊基再臨を繰り返して第三段階に至り、さらにはサーヴァント宝具強化も上限一杯まで繰り返した結果、HPは低いがめったやたら攻撃力のあるサーヴァントとなった。

星1つのアサシンを重点的に育て上げた例
霊基再臨を繰り返して第三段階に至り、さらにはサーヴァント宝具強化も上限一杯まで繰り返した結果、HPは低いがめったやたら攻撃力のあるサーヴァントとなった。

無論、ここである特定のキャラクターに対する愛を全面的に表明して、自分の好きなそのキャラクターだけを溺愛しリソースを割り振るというのもそれはそれでファンとして1つの正義ですが、より負担無く遊ぶには、これはちょっと愛が重すぎます(苦笑)。

そのためある程度、できれば5人程度、それが無理なら3人程度のサーヴァントを重点的に強化する方向性で進め、「このサーヴァントの組み合わせならばある程度以上バトルの勝ち筋が見える」ようにした方がクエストそのもののクリアには有利になってきます。

カルデアゲートのデイリーイベントクエスト1週間で一巡し、一通り丹念にクリアしてゆけば、最低限必要なアイテムなどが手に入るようになっている。曜日が固定になっているため、仕事の都合で特定の曜日だけアクセスできないようなプレイヤーにとっては地味に厳しい仕様である。

カルデアゲートのデイリーイベントクエスト
1週間で一巡し、一通り丹念にクリアしてゆけば、最低限必要なアイテムなどが手に入るようになっている。曜日が固定になっているため、仕事の都合で特定の曜日だけアクセスできないようなプレイヤーにとっては地味に厳しい仕様である。

記事執筆をしている現時点では、基本的に「ターミナル」で「カルデアゲート」を選んでそこで日替わりのイベントクエストを毎日丹念にこなしていれば、無課金でもサーヴァントの育成に必要となるリソースをある程度以上は獲得できるようになっているのですが、問題はそのリソース獲得が、概ね3回構成のイベントクエストそれぞれについて、毎回確実に勝利を収めなければ実現せず、しかも個々の戦闘で敵を倒すときに極力宝箱がドロップするような戦い方をしなければ、十分得られないことです。

更にいうと、1つの戦闘単位である5名のサーヴァント達による編成済みのデッキと、それぞれに持たせる「概念礼装」の組み合わせには「コスト」の概念による制限があることにも注意せねばなりません。

パーティ編成時のコストオーバー警告パーティメンバーである各サーヴァントのセイントグラフおよび概念礼装のコスト合計値がユーザーの最大コスト値を超過した場合に表示される。この場合、よりコストの小さなサーヴァントや概念礼装に変更して、合計値が最大値と同じかこれを下回るようにせねばならない。

パーティ編成時のコストオーバー警告
パーティメンバーである各サーヴァントのセイントグラフおよび概念礼装のコスト合計値がユーザーの最大コスト値を超過した場合に表示される。この場合、よりコストの小さなサーヴァントや概念礼装に変更して、合計値が最大値と同じかこれを下回るようにせねばならない。

助っ人を除く5人のサーヴァントと彼らの持つ「概念礼装」にはそれぞれ定められた「コスト」値があって、その合計がプレイヤーキャラクターに備わっている最大コスト値と同じであるか下回っていないと、必要最低限のデッキを構成することすらできないようになっているのです。

つまり、強力なサーヴァントや「概念礼装」を使いたければ自身のプレイヤーキャラクターのレベルを上げて最大コスト値を大きくせねばならず、そのためには毎回のバトルで勝利してサーヴァントを強化せねば…といった具合に悪循環のループが形成されていて、結局の所低レベルで貧弱な最初期のデッキとそこに含まれるサーヴァントだけの段階で、毎回の戦闘で確実に勝ってゆかねば、以後、何をどうすることもできなくなってしまうわけです。

サーヴァントとのかかわり

バトルの勝利時に、参加各サーヴァントの絆レベルが加算される仕組みになっている。

バトルの勝利時に、参加各サーヴァントの絆レベルが加算される仕組みになっている。

さて、「Fate」シリーズではマスターとサーヴァントの間で絶対強制命令権とでもいうべき三画の「令呪」による命令遂行の強要という全く心温まるところの無い、ことによるとサーヴァントがマスターに対して殺意すら籠もった抗議の声を上げるような、不信と諦観、それにある種の絶望がないまぜになった、大変にぎすぎすした人間関係が大前提と存在していて、各作品の作中でもその人間不信の極みといえそうな命令の強要が原因で聖杯戦争からの脱落どころか人生からの退場を強いられたマスターが少なくなかったほどでした。

しかし、さすがにこれだけというのはまずいと判断されたのか、「Fate/Grand Order」ではプレイヤーキャラクターと各サーヴァントの間に「絆レベル」というレベルゲージが用意されていて、各サーヴァントをバトルに用いるデッキに入れて、イベントクエストなどの各種クエストに参加しバトルで勝利を収める度にこのパラメータが一定単位ずつ上昇する仕組みが導入されています。

全く絆レベルを上げていないサーヴァントのプロフィールご覧の通り、各項はことごとくロック状態である。

全く絆レベルを上げていないサーヴァントのプロフィール
ご覧の通り、各項はことごとくロック状態である。

この仕組みを利用することで、5段階用意されたこの「絆レベル」が1段階上昇しきる度に「霊基一覧」で確認できる各サーヴァントのプロフィールでプロファイル情報をはじめ様々な情報がアンロック・提示され、さらに各サーヴァントごとに用意されたサーヴァントシナリオがロック解除されるようにもなっていて、しかもこのシナリオクリアで各サーヴァントの(他ではできない)強化が実現するなど、本筋から若干離れつつも結構重要なイベントや機能が提供されています。

サーヴァントの絆レベルを上げ、プロフィールのアンロックが進んだ状態作中での身長体重をはじめとする基本的なプロフィールや人物像、宝具とその解説、保有スキルの解説などが列挙されている

サーヴァントの絆レベルを上げ、プロフィールのアンロックが進んだ状態
作中での身長体重をはじめとする基本的なプロフィールや人物像、宝具とその解説、保有スキルの解説などが列挙されている

ちなみにこの「絆レベル」の上昇による情報のアンロックでは、(作中での)各サーヴァントの身長体重や(伝説や物語としての)出自などといった基本的な情報だけでなく、彼ら彼女らの伝説の中における位置づけや逸話などが紹介されており、製作サイドがそのサーヴァントをどのように評価し、また数ある伝説の中からどんなエピソードをどのように取捨選択して今のキャラクターを彫琢していったのかが、断片的ながら示されていて、特に歴史や伝説が好きな人間には大変に興味深い状況となっています。

筆者のようにそれはそれなりに歴史や伝説・伝承に興味を持っている人間からすると、「こんなマイナーな伝承を中心に据えてしまったのか…」とか「特定の伝承だけ見て判断して断言してるけど、この説、否定するような伝承が地元に無かったっけ?」とか、割と重箱の隅をつつくようなことばかり見て考えてしまうのですが、実のところこうした「歴史・伝説観」は、良くも悪くも80年代~90年代の伝奇小説の流れをくむこのシリーズの魅力を支える重要な1要素であるわけで、作り手の側がそれぞれの英霊(の元になった人物)の生涯をどのように評価してゲーム作成に反映させているかなど、色々考えさせられます。

聖霊石

さて、ここまであまり触れてこなかったのですが、このゲームをプレイしてゆく上で避けて通れないアイテムの1つに聖霊石があります。

サーヴァントの召喚や概念礼装の入手にはじまり、バトルで全滅したサーヴァントの復活、果てはAPの全回復までほとんど万能に近いこの石、その万能性故に無料での入手はイベントクエストの初回クリアや連続ログイン報酬、それに遺憾ながら発生した不具合に対する運営側からのお詫び(※注1)などに限られており、安易に消費していると本当に必要な時に1つも無い、といった事態になる恐れが十分にあり得ます。

 ※注1:このゲーム、2015年7月末のサービス開始以来何度もサーバがアクセス過大で応答しなくなるなどのトラブルが発生し、特に初期にはほとんど丸一日ログインできないこともありました。そのため、その度に緊急メンテナンスや臨時メンテナンスが実施されてこの「お詫び」としての聖霊石配布が行われました。サービス開始から10月末までの約3ヶ月で見ると、これだけで25個以上もの配布となっていたりします。

「ショップ」で「聖霊石購入」聖霊石は最低1個120円で購入で、一定数まとめて購入すると(一部計算が怪しいが)「おまけ」としてより多くの聖霊石が手に入れられる。

「ショップ」で「聖霊石購入」
聖霊石は最低1個120円で購入で、一定数まとめて購入すると(一部計算が怪しいが)「おまけ」としてより多くの聖霊石が手に入れられる。

そんな聖霊石ですが、「ショップ」で「聖霊石を購入」を選べばお金を出して購入することが可能(※注2)です。

 ※注2:基本的には登録クレジットカードでの支払いとなります。

この「聖霊石を購入」では最低1個単位、それ以上は4個、12個、24個、40個、82個と公称ではかなり変則的な増加率でまとめ買いが可能で、それぞれ1個、4個、12個、25個、56個と結構なおまけがついて大体きりの良い数字になるようになっています。

もっとも、この手のゲームにありがちな話として、こうした課金アイテムをガンガン購入し、物量にものを言わせて勝とうとしても、結局の所はプレイヤー本人のリアルのLuk値とInt値が足りないと駄目だという話があったりします。

具体的にいうと、聖霊石を40個投入して高ランクのサーヴァントをゲットしようと目論んでも、欲しいサーヴァントに限って全く出ないというのはありすぎる程に良くある話(※注3)なのです。

 ※注3:筆者もとあるブラウザゲームで冷静さを喪い、ドイツ艦欲しさに大型艦建造のためについうっかり結構な散財をしてしまったことがあるので人ごとではありません。

Fate/Grand Orderの課金アイテム購入前の年齢選択ダイアログ15歳まで、16歳~19歳、20歳以上の3つに分かれている。成人は無制限となっているのが実はかなり怖い。

Fate/Grand Orderの課金アイテム購入前の年齢選択ダイアログ
15歳まで、16歳~19歳、20歳以上の3つに分かれている。成人は無制限となっているのが実はかなり怖い。

これで血が頭に上って正常な判断ができなくなるプレイヤーが出ることを危惧したのか、この「Fate/Grand Order」では年齢によって1ヶ月に購入できる聖霊石の金額上限が定められています。

1ヶ月単位というあたり何とも微妙な気もするのですが、クレジットカードの請求額を見た方が冷静になりやすいと思うので、恐らくこれが正解なのでしょう。

何にせよ、冷静さを欠いたものが(いろいろな意味で)敗北する、ということだけは肝に銘じておいた方がよろしいでしょう。

▼参考リンク
スマホでフェイト!|Fate/Grand Order 公式サイト

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Fate/Grand Order

配信元:Aniplex Inc.

Android価格:無料 / iOS価格:無料

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※記事内の情報はすべてレビュー時(2015年11月11日)の情報です。

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