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Fate/Grand Orderを遊ぶ~第2回:サーヴァントのクラス分けについて

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by [2015年11月06日]

Fate/Grand Order トップ画面

Fate/Grand Order トップ画面

第1回では「Fate」シリーズ全体を俯瞰して、主にどのような作品があるのかをご紹介しました。第2回では、このシリーズ全体で重要な、サーヴァントのクラス分けについて考えてみたいと思います。

▼「Fate/Grand Orderを遊ぶ」記事一覧
第1回 Fateの世界を俯瞰してみる
第2回 サーヴァントのクラス分けについて
第3回 カードバトル形式のプレイスタイル
第4回 …これ一体誰? サーヴァントを考える
第5回 サーヴァント育成と聖霊石

7つのクラス

さて、この「Fate/Grand Order」を含む「Fate」シリーズでは、古今東西の神話や伝説に名を残す英雄英傑悪漢たちがそれぞれの逸話や武勇の内容に合わせたクラスに当てはめられて召喚されサーヴァントとして登場します。

具体的に言うと以下の7クラスです。

星4つのセイバーの例Fate/Grand Orderの事前登録で貰えた。Fなお、セイントグラフおよび実際のゲーム上でのサーヴァントの衣装は(ごく一部の例外を除き)後述する霊基再臨によって段階的に変化する

星4つのセイバーの例
Fate/Grand Orderの事前登録で貰えた。なお、セイントグラフおよび実際のゲーム上でのサーヴァントの衣装は(一部の例外を除き)、後述する霊基再臨によって段階的に変化する

 ○セイバー(剣士)
 その名の通り剣を主たる武装とする戦士。クラスとしての基本能力は全般的に他より高めとなっている。そのため、聖杯戦争においては最優のサーヴァントと称される。「Fate/Grand Order」ではこのほか、クラス特性としてランサーに強くアーチャーに弱いという関係にある。

 ○アーチャー(弓兵)
 弓を用いる戦士…ということになっているが、「Fate/stay night」をはじめ各作品中でこのクラスとして現界したサーヴァントはそのほとんどが弓を用いることがない(※注1)。単独行動能力がありマスターからの魔力供給が何らかの理由で断たれても、あるいはマスターから離れていても、一定期間はそのまま現界し続けることができるという特徴を備える。「Fate/Grand Order」ではセイバーに強くランサーに弱いという関係にある。

 ※注1:「弓を使う」を「飛び道具を使う」と拡大解釈されたためですが、それどころか、「飛び道具ですらない」武器を常用するサーヴァントがいます。例えば「Fate/stay night」のアーチャー(赤)は作中、「干将・莫耶」と呼ばれる一対の雌雄剣を主武装として携行し、弓をまともに使ったのは外伝に当たる「Fate/hollow ataraxia」での登場時のみ(厳密には「Fate/stay night」でも一応1回弓を使っていますが、矢が矢と言いがたいものでした)でした。

 ○ランサー(槍兵)
 槍を主武装とする戦士。「Fate/Grand Order」ではクラス特性としてアーチャーに強くセイバーに弱いという相克の関係にある。クラスとしての基本的な性能はセイバーよりも低くアーチャーよりも高い。なお、セイバー・アーチャー・ランサーの戦闘力が高い上位3クラスを総称して「三騎士」とも言う。

 ○ライダー(騎兵)
 馬などに騎乗する戦士。ただし、基本的に神話や伝説の英雄が召還されるため、普通の馬に騎乗するライダーはほとんどいない(※注2)。クラス特性としてキャスターおよびアサシンとの間に相克関係があり、キャスターに強くアサシンに弱い。

 ※注2:馬は馬でもそれ自体が英霊化したものや牛車、羽の生えたペガサス、ドラゴン、果ては大航海時代の海賊船、と昨今の仮面ライダーよろしく、もはや「乗り物」であれば何でも良いのか、アーチャーたちの主武装と並んで無法地帯と化しています。

 ○キャスター(魔術師)
 「唱えるもの」という名の通り、魔術師のクラス。遠隔攻撃主体で作中では「工房」と呼ばれる陣地を構え自身の能力を高めた上で戦うのが基本となる。クラス特性としてアサシンに強くライダーに弱い。魔術との関わりを示す(あるいはそうと見なされるような)逸話のある英霊のみがこのクラスになりうる。

星2つのアサシンのサーヴァントの例Fate/stay night系各作品で登場するアサシンは、召喚ルールでいわゆる「山の老人」系に属するニザール派教団の歴代暗殺者達の中から召喚されたため、概ねこんな感じである。

星2つのアサシンのサーヴァントの例
Fate/stay night系各作品で登場するアサシンは、召喚ルールでいわゆる「山の老人」系に属するニザール派教団の歴代暗殺者達の中から召喚されたため、概ねこんな感じである。

 ○アサシン(暗殺者)
 その名の通り暗殺者のクラス。例外的に、「Fate/stay night」系の冬木の大聖杯で召還されるアサシンのサーヴァントに限っては原則として「アサシン」という語の由来となったイスラム教ニザール派教団の歴代指導者(※注3)たちの中から適宜召還されることになっている。一方、「Fate/Grand Order」などでは気配遮断の適性を持つことだけが条件となっていて、選定の条件が緩和されている。このため、始皇帝暗殺(未遂)で有名な人物など、歴史上有名な暗殺者からも選出できるようになった。クラス特性としてライダーに強くキャスターに弱い。

 ※注3:アラムートの城塞を本拠としたニザール派は、その開祖であるハサン・サッバーフの時代から、十次軍を恐怖のどん底にたたき落としヨーロッパにおける「暗殺教団」伝説とその主導者たる「山の老人」のモデルとなったラシード・ウッディーン・スィナーンの時代まで、多数の暗殺者を輩出したと考えられています。

 ○バーサーカー(狂戦士)
 狂気に陥ったエピソードのある英霊に適用される(※注4)。元来は基礎能力の低い英霊を底上げ・強化する手段として用いられ、理性を代償としてそれ以外のパラメータを大幅に向上させる。「Fate/Grand Order」では他の全てのクラスの弱点を突く大威力の攻撃ができる代わりに、他の全てのクラスから弱点を突く攻撃を行われる、という特性になっている。

 ※注4:「Fate/zero」では召還時の呪文に特定の一節を挿入すればそれだけで条件を満たす英霊を強制的にバーサーカーとして召喚・現界させられることが語られています。なお、このように恣意的に召喚が可能とされるせいか、「Fate/Grand Order」ではやたらこのクラスのサーヴァントばかりが出たりすることがあります。

ここまででもわかるように、サーヴァントのクラスは「三騎士」ことセイバー・アーチャー・ランサーの3クラスと、ライダー・キャスター・アサシンの3クラス、それにバーサーカーの3グループに分かれ、前2グループはグループ内の3クラスそれぞれの間に弱点攻撃について相克の関係があります。

星3つのバーサーカーの例バーサーカーは他のどのクラスのサーヴァントに対してもクリティカルな攻撃ができるが、ご覧の通りイっちゃった目で言葉が通じない、人間辞めた方が多く、ノーガード戦法上等ということで攻撃時の与ダメージ量だけでなく攻撃を受けた際の被ダメージ量も半端ではなく大きい

星3つのバーサーカーの例
バーサーカーは他のどのクラスのサーヴァントに対してもクリティカルな攻撃ができるが、ご覧の通りイっちゃった目で言葉が通じない、人間辞めた方が多く、ノーガード戦法上等ということで攻撃時の与ダメージ量だけでなく攻撃を受けた際の被ダメージ量も半端ではなく大きい

また、残るバーサーカーは分かりやすく言ってしまうと「大火力で敵を蹂躙できるけど防御は基本、ノーガード戦法一本槍」という大変にハイリスクハイリターンな状況にあるということで、うまく使えばBusterカードによって他で考えられないような大きな戦果が得られるものの、下手を打つとすぐ敵の集中的かつ執拗な攻撃によりHPをガリガリ削られて倒されてしまうため、扱いにやや難しい部分があります。

基礎的な能力で見れば、セイバーが最優という評価は嘘では無く、実際初期状態ですらかなり強いサーヴァントが多いのですが、そのセイバーでも単に各パラメータの値だけを見れば勝てて当たり前のはずのアーチャーの攻撃の前では、時に致命的な弱点をさらけ出してしまいます。

今回の「Fate/Grand Order」では召喚された各サーヴァントはセイントグラフと呼ばれる特別なカードに宿り、プレイヤーは「場」に出す3騎と予備の3騎の計6騎分のセイントグラフよりなるデッキを駆使して戦う(※注5)訳ですが、そのクラス構成と攻撃パターンについては、こうした各サーヴァント間の相克の関係について十分な検討が必要です。

 ※注5:ただし、その内の1騎はバトル前に選択し他のユーザーから借りたサーヴァントによるサポート枠となります。このサポート枠のサーヴァントには、フレンドやNPCのものを使用した場合にのみ宝具攻撃が行え、それ以外のフレンドでは無い一般ユーザーのサーヴァントを借りた場合には宝具が使えない、という制約があります。

極論すれば、「ぼくのかんがえたさいきょうさーばんとでっき」を使えば毎回常に勝てるわけでは無いのです。

なお、サーヴァントの各クラスには筋力・耐久・敏捷・魔力・幸運の各パラメータについて、そのクラスごとに最低限保証されている値があるのですが、召還された英霊それぞれの知名度や人気、それに当人の生前の活躍状況などによってそこから上乗せが結構あるため、こうしたクラスごとの最低保障値だけを信じて戦うと結構痛い目に遭うことになります。

こうしたパラメータの最低保障値だけを並べて単純比較すると、例えばアーチャーは相克関係にある「三騎士」の中で比較するとかなり悲惨というか貧弱な感じなのですが、実際にはそのサーヴァント固有の能力上乗せ分が大きな英霊が多くて、使い方を誤らなければ確かにセイバーでも倒せるだけの戦闘能力が得られています。

星5つのバーサーカーの例

星5つのバーサーカーの例

また、このサーヴァントの宿るセイントグラフには、その希少性(レアリティ)に合わせて星1つから星5つまでの格付けがなされています。

これそのものは、セイントグラフに宿るサーヴァントの性能を決定するものでは無いはずなのですが、全体的な傾向として霊基改変を全く行わない状態で比較すると、星1つのサーヴァントよりも星5つで高レアリティのサーヴァントの方が強くなっています。

この星によるレアリティの仕組みは、基本的には霊基召喚を行う際のプレイヤーの運に依存(※注6)しています。

 ※注6:ただし、聖霊石と呼ばれるアイテムを消費して行われる「聖霊石召喚」の場合は、一度に10回召喚を行う(※1回の召喚には聖霊石を4個使うので、合計40個の聖霊石を用いて召喚を行うことになります)場合に限って一定レベル以上の高レアリティカードの引き当て保証や出現確率の引き上げなどが行われています。このため、高レアリティカードがどうしても欲しい場合は課金アイテムとして聖霊石を買っていわゆる米帝プレイをするか、さもなくば各クエストの初回報酬などとして与えられる聖霊石をひたすら貯めるかして、この「10回まとめて聖霊石召喚」を行わねばなりません。

星3つのバーサーカー「清姫」のステータス画面ご覧の通り、星3つのサーヴァントでもこのようにランクEXの凶悪な宝具を持っていることがある。

星3つのバーサーカー「清姫」のステータス画面
ご覧の通り、星3つのサーヴァントでもこのようにランクEXの凶悪な宝具を持っていることがある。

もっとも、一見弱そうに見えるサーヴァントに限って宝具と呼ばれるその英霊固有の武具やそれによる必殺技が他よりも強力なケースも少なくなく、ものによっては「規格外」としてランク表示が「EX」となっていることさえあります。

つまり、単にクラスがセイバーだから、あるいは他のどのクラスだから、という理由で戦闘の決着がつくわけではなく、弱いとされるクラスのサーヴァントでも、サーヴァント本人とその宝具のレベルを十分に上げていれば、あるいは戦術を工夫すれば、他のクラスに十分対抗できるのです。

霊基再臨に必要なアイテムの例霊基再臨には基本的にバトル終了後敵がドロップしたアイテムが必要で、霊基再臨を繰り返すほどにその数と種類が増え、しかもそのレアリティが高くなるため、その難度は指数関数的に高まる。

霊基再臨に必要なアイテムの例
霊基再臨には基本的にバトル終了後敵がドロップしたアイテムが必要で、霊基再臨を繰り返すほどにその数と種類が増え、しかもそのレアリティが高くなるため、その難度は指数関数的に高まる。

ただし、この「Fate/Grand Order」の場合は各サーヴァントのレベルを上限まで上げるには、前段階として「霊基再臨」と呼ばれるサーヴァントの進化作業が複数回必要で、しかもこれは各クラス・各サーヴァントごとに収集した特定のアイテムが併せて必要となるため、どんなに強いクラスのサーヴァントでもそれらのアイテムが揃わないと「霊基再臨」を行えず、いつまで経っても同じレベルのままでの戦いを強いられる(※注7)ことになります。

 ※注7:実際にも筆者のプレイヤーキャラクターの場合、「霊基再臨」に必要とされるアイテムが揃わないためにその「霊基再臨」が行えるようになるレベルでカウントストップしたままとなっているかわいそうなサーヴァントが9騎いたりします。ことに無課金でプレイし続ける場合、その種のアイテム獲得に必要となるイベントを効率よくこなし続けるにはどうしても限度があるため、「霊基再臨」を各サーヴァントが必要とされるレベルに到達した段階で全て滞りなく実施できるようにする、というのは事実上不可能に近かったりします。

宝具強化の例ご覧の通り、レベル差はあっても同じサーヴァントのセイントグラフを必要とする。

宝具強化の例
ご覧の通り、レベル差はあっても同じサーヴァントのセイントグラフを必要とする。

また、各サーヴァントが持つ宝具は、そのサーヴァントと同じサーヴァントのセイントグラフを強化用素材として消費して「宝具強化」を行わねば、宝具自体のレベルが上がらないようになっています。

つまり、バトル時の各サーヴァントの攻撃力は、通常攻撃は「霊基再臨」、宝具攻撃は「宝具強化」、とそれぞれ別々に強化を繰り返さねばレベルアップしないようになっているわけです。

「同じサーヴァントのセイントグラフを消費」するということでお気づきの方も多いと思いますが、宝具の強化はレアリティの高いサーヴァントほど(同じサーヴァントのセイントグラフを入手するのが困難なため)難しく、レアリティの低いサーヴァントほど速く宝具レベルを上限まで高めやすくなっており、この結果「聖霊石を使ってガチャをしなければ同一サーヴァントのセイントグラフが手に入らないためいつまでも宝具レベルが上がらず、通常攻撃は強力だが宝具攻撃が意外と貧弱なまま」の高レアリティサーヴァントと、「フレンドポイント召喚で行える毎日1回の無料召喚でも引き当てることが少なくなく、それにより宝具レベルが上限に達して通常攻撃の貧弱さの割に凶悪な宝具攻撃が行える」低レアリティサーヴァントを比較した場合、かえって後者の方が「使える」状態になってしまうことも珍しくはありません。

無論、低レアリティのサーヴァントは全般的にレベル上限が低く「霊基再臨」を行わねば上限を引き上げられず、しかも最終再臨まで行ってもレベルが70までしか上がらないなどの問題があるため、いつまでもこれらを主戦力とするのは難しいのですが、初期にはこうして宝具レベルを可能な限り上げた低レアリティのサーヴァントを揃えておくと、意外と有利にバトルを行えるでしょう。

3へ続きます。

▼参考リンク
スマホでフェイト!|Fate/Grand Order 公式サイト

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配信元:Aniplex Inc.

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※記事内の情報はすべてレビュー時(2015年11月06日)の情報です。

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