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AndroidのDTMアプリがすごいことになっていた2014【本格的に有料編】

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by [2014年2月13日]

 この特集ではAndroidで楽しめる定番~最新の音楽制作用アプリを紹介します。名だたるDTMメーカーが続々とアプリをリリースするiOSと比較すると、Androidは本数的にもまだまだではありますが、FL Studio Mobileのような本格的な音楽制作アプリも登場しはじめています。また、Androidスマートフォンやタブレットが年々高性能化するのにあわせて、以前からリリースされているアプリもバージョンアップを重ね性能が向上しています。

 今回は、有料編ということで、DAWとしてイチオシの『FL Studio Mobile』をはじめ、シンセアプリなども本格的なものをご紹介します。

※DTM(DeskTopMusic)とは、パソコンを中心にした机の上で完結する音楽制作のこと。ソフトウェアだけでも制作は可能ですが、オーディオ・インターフェースやキーボードなど小型のハードウェアを組み合わせるのが一般的。現在はモバイルデバイスに対応する機器も増えてきています。

  • AndroidのDTMアプリがすごいことになっていた【お気軽に無料編】
  • AndroidのDTMアプリがすごいことになっていた【本格的に有料編】
  • Android唯一の本格派DAWアプリ『FL Studio Mobile』

     プロ品質のドラムキット音源を利用したステップシーケンサーやマルチサンプル音源を利用できるピアノロール・シーケンサー(MIDIファイル対応)、WAV素材やFL Studio専用スライス素材などを扱えるオーディオトラック、高音質エフェクト(リミッター/リバーブ/ディレイ/アンプシミュレーター/シンセフィルター/EQ)など、PC音楽ソフト『FL Studio』のAndroid版ということで、本格的な音楽制作が可能です。
     対応端末はAndroid2.3.3以降であれば動作しますが、CPUパワーと十分な空き容量がいるのでNexusなどの携帯&タブレット(CPUはデュアルコア/クアッドコア)がオススメです。

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    FL Studio Mobile
    開発:Image-Line 価格:1,899円。
    iPad版(ユニバーサルアプリ)『FL Studio Mobile HD』は2,000円。
    FL Studio MobileFL Studio Mobile HD

    bjorkが使用したことで有名な電子楽器を再現したアプリ『Reactable mobile』


     テーブル内に「ドラム/シンセ/オーディオ・ループプレイヤー/エフェクター/シーケンサー」などの機能を持ったオブジェクトアイコンを配置・接続して曲を作るインタラクティブ系楽器アプリです。このアプリの元になった電子楽器『Reactable』は、bjorkがステージで使用したことでも話題になりました。
     プレイ時はオブジェクト内のパターンやボリューム、設定などを変化させたり、オブジェクトを次々と変更して曲を展開させていくこともできます。関連性のあるオジェクト同士を近くに配置すると自動で配線されるので分かりやすいです。オブジェクト操作は記録することもできるので、視覚的にも楽しむことができます。搭載音源や機能的に、テクノやエレクトロ、エクスペリメンタル系といったミニマルな電子音楽の制作・パフォーマンスに向いています。

    関連記事 → bjorkも使用したインタラクティブ楽器を再現『Reactable mobile』

    Reactable mobile
    開発:Reactable Systems S.L. 価格:943円
    iOS版は1,000円。
    Reactable mobileReactable mobile

    高機能チップチューン系アプリ『SunVox』


     画面上に音源やエフェクトのモジュールを配置・配線して曲を作るスタイルのアプリ。音源は本格的なパラメータエディットが可能なサンプラー/アナログ/FM/FFT/ドラムシンセ/キック音源などがあり、エフェクトはコンプ/ステレオディレイ/アンプシュミレーター/イコライザー/フィルター/リバーブ/ウェーブ・シェーパー他多数のモジュールが用意されています。
     曲作りはノートやオクターブ、ポルタメント情報などを数値や16進数で入力するタイプのステップ・シーケンサーでパターンを作り、ソングモードでパターン構成を作るパターン・シーケンサーとなっています。 このアプリは元々PC版がオリジナルで、専用コニュニティではPC版、アプリ版で制作された8ビット、チップチューン作品がたくさん紹介されています。アプリ版でもクオリティの高いトラックが制作できるのが魅力です。

    関連記事 → チップチューン&クラブ音源満載の音楽制作アプリ『SunVox』

    SunVox
    開発:Alexander Zolotov 価格:616円
    iOS版は600円。
    SunVoxSunVox

    本格派モジュラーシンセアプリ『Jasuto modular synthesizer』


     音源/エフェクト/シーケンサーといったサークル型のアイコンを接続して自分の好きなモジュールシステムが作れるアプリ。モジュールにはシンセ波形(サイン/ノコギリ/三角/矩形/ノイズ)やサンプラー、LFOなどのカテゴリ「Synth」、5種類のフィルター(ローパス/ハイパス/バンドパス/MOOG/DC)が用意されている「Filters」、2種類のエンベロープやコンプ、リミッターなどの「Signal」、10種類のエフェクト(ディレイ/コーラス/リバーブ/ローファイ/シェーパー/S&Hなど)の「Effects」、鍵盤やシーケンサー、テンポやマイク、出力の「IO」というように、シンセ構造を自由に作成することができるので、シンセサイザーの基本を勉強したい人にもオススメです。
     ライブ・パフォーマンスにも向いており、ステップシーケンサーでフレーズを鳴らしながら鍵盤を演奏したり、パラメータを動かしながらモジュールを追加して曲を展開させるスタイルで、テクノやIDM、チュプチューンといったサウンドに適しています。

    Jasuto modular synthesizer
    開発:Chris Wolfe 価格:486円
    iOS版の『Jasuto』は500円。
    Jasuto modular synthesizerJasuto

    アナログ・シーケンサー搭載のアナログ・モノシンセアプリ『ExSynth』

     これまでに無料のアナログ&FMシンセをリリースしているoxxxide初の有料シンセアプリ。構造はオシレータ2基(サイン/ノコギリ/パルス/ノイズ)に、サンプル&ホールドやオシレーター&フィルターなどをモジュレーション可能なLFOが1基、クロスモジュレーションと専用エンベロープ機能、ローパス/ハイパス、エンベロープ付きフィルターに加え独立した5種類のエフェクト(オーバードライブ/フィルターディレイ/リバーブ/トレモロ/コーラス/EQ)と、16ステップのノブでノートとベロシティを設定するアナログシーケンサーという本格的なものです。シンセパラメーター/エフェクト/シーケンサーは独立したプリセットバンクを持っていてとても使いやすいです。このほかUSB-MIDIにも対応しており、外部MIDIキーボードやシーケンサーから内部音源とシーケンサー(クロック同期)をコントロールできます。

    ExSynth (Synthesizer)
    開発:oxxxide 価格250円
    ExSynth (Synthesizer)

    Yelloのボリス・ブランクがプロデュースしたグルーヴアプリ『Yellofier』


     スイスのテクノポップユニット「Yello」のボリス・ブランクがプロデュースしたグルーヴアプリ。音源はサンプルベースとなっており、プリセットサウンド(32音色)や内蔵マイクからサンプリングが可能。これらをソースにして、4トラック/16ステップのパターンシーケンサーで最大100小節までのソング制作が可能です。最大の特徴は各ステップに使えるシーケンス・エフェクトで、ループやリング、オーバードライブ、オクターブ、リバースなど8効果を使ったEDMでお馴染みのトリッキーなサウンドを作ることが可能です。マイクで録音した素材やループ素材は部分的にスライスしてパートとして使えるのも便利です。
     プリセットデモソングには、CARL RAIG/HenrikSchwarz/Orbital/THE THE/THE ORB/THOMAS FEHLMANNなど多数の豪華有名アーティストのサウンドが用意されています。

    関連記事 → Yelloのボリス・ブランクがプロデュースした音楽制作アプリ『Yellofier』

    Yellofier
    開発:Boris Blank 価格:381円
    iOS版は300円。
    YellofierYellofier

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