Reactable_mobile

【DTMアプリ】bjorkも使用したインタラクティブ楽器を再現『Reactable mobile』

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by [2013年8月03日]

 Reactable(リアクタブル)は、様々な機能を持ったモジュラーブロックを専用テーブル上に並べてサウンド&トラックを制作するインタラクティブな楽器で、アイスランドのアーティスト、bjork(ビョーク)のステージで使用されたことで話題となりました。
 Reactable mobileでは、仮想テーブルに複数のオブジェクトを配置するといった、実機同様の操作感をアプリ上に再現しています。

基本仕様

Pictures:Massimo Boldrin

Pictures:Massimo Boldrin

 実機のReactableでは、タッチパネル機能を持ったテーブル筐体の画面上にブロックを配置することで仮想スイッチやケーブルなどが映し出される仕組みとなっています。

 Reactable mobileでは、ブロックの代わりにオブジェクトアイコンを配置していきます。オブジェクトの種類にはドラム&シンセ音源/オーディオループ・プレイヤー/エフェクター/シーケンサーなどがあり、関連性のあるオブジェクト同士を近くに配置すると自動で結線される仕組みとなっています。

 プレイ時は、オブジェクトを回転させてパターンやボリューム、設定などを変化させたり、内部パラメータを表示して操作し、オブジェクトを次々と変更して展開させていくことができます。全体の表示は小さいですがオブジェクト付近をタップすると拡大/縮小ができるので細かい操作も可能です。

 レコーディング機能は、サウンド以外にもオブジェクト操作(テーブル内の動き)を記録することが可能なので、どんなパフォーマンスプレイを行なったが一目で分かりライブ感を味わうことができます。

 搭載された音源や機能から、主にテクノやエレクトロ、エクスペリメンタルといったミニマルな電子音楽に向いているといえるでしょう。

オブジェクト

 Reactable mobileのオブジェクトは、シンセモジュラーのように自由に結線して構成できます。ここでは主なオブジェクトを紹介します。

★ジェネレーターオブジェクト
【オシレーター】

 シンセサイザー音源のオブジェクトで2つまで同時使用できます。2オシレーター、4種類の波形(サイン/ノコギリ/矩形波/ノイズ)、エンベロープ(ADSRタイプ)といった構成で、各オシレーターはボリューム/デチューン/トランスポーズ設定があり、波形を手書きで作成できます。単体では機能せず、シーケンサーオブジェクトなどと組み合わせて使用します。オブジェクト回転操作ではピッチのコントロールが行なえます。

【ループプレイヤー】

 4つまで同時使用できるループプレイヤーで、WAV素材を4バンクまで登録して回転操作で音色を切り替えることができます。再生モードはループのほかに、スピードとピッチが切り替わるターンテーブルモードもあります。シーケンサーオブジェクトと組み合わせることで音程をコントロールしたり、スタッター効果を作ることも可能です。ユーザーの素材を使用できるAudioPasteにも対応しています。

【サンプラー】

 楽器モードとドラムモードを切り替えて使用できるサンプラーモジュールで、2つまで同時使用できます。楽器モードでは多くのシンセ系プリセット音色、ドラムモードではアナログ系キット音色が利用できます(Soundfont対応)。パターンは主にシーケンサーオブジェクトで作成しますが、回転操作で演奏することもできます。

★エフェクトオブジェクト
【フィルター】

 ハイパス/バンドパス/ローパス設定が可能なフィルターモジュール。すべてのエフェクトモジュールにはX/Yパッド機能があり、ここではカーブやレソナンスをコントロールできます。主にジェネレーターやエフェクトを加工するのに使用し、同時に2つまで使用可能です。


【ディレイ】リバーブ/ピンポン/フィードバックディレイを搭載したモジュール。
【モジュレーター】リングモジュレーター/フランジャー/コーラスを搭載したモジュール。
【WAVEシェーパー】ビットクラッシャー/コンプ/ディストーションを搭載したモジュール。

★コントローラーオブジェクト
【シーケンサー】

 16ステップタイプで、モノフォニック/ポリフォニック/ランダムといった3種類のタイプを2つまで利用できます。6パターンまで記憶でき、回転操作で切り替えできるほか、ステップ式のベロシティ設定や、18種類のステップタイム設定(ゲート設定可)も搭載しています。音源系モジュール以外にエフェクトと接続して内部をコントロールすることもできます。

【加速度センサー】各モジュールに使用できる加速度センサー機能。音源系ではピッチ変化、エフェクト系ではパラメータをコントロールできます。
【LFO】各モジュールに使用できるLFOモジュール。サイン波/ノコギリ波/矩形波/ランダムから選択可能。

★グローバルコントローラーオブジェクト

【ソング設定】テンポやスウィング設定、テーブル色設定、ユーザー画像設定などを行なうオブジェクト。
【調性】全体のスケール、キーを設定するオブジェクト。回転操作でスケール変更、表示されている鍵盤スイッチでキー変更が可能です。

これぞソーシャル・シンセサイザー!? 世界に散らばるパッチデータ

 専用コミュニティ機能では、ユーザーによるReactable mobileで作られた多くのパッチデータを無料でダウンロードして利用できます。もちろんサウンド素材も含まれており、パフォーマンス録音されたデータはプレイも楽しめる内容です。

発想に脱帽!モジュラーシンセの未来形

 機能/操作性のバランスが良く、何と言ってもこの発想がすばらしいです。モジュール系というと難しいイメージをお持ちかもしれませんが、これは簡単に覚えられます。実機もぜひ使ってみたいですね。

Reactable

アプリ基本情報

Reactable_mobile

Reactable mobile

配信元:Reactable Systems SL

Android価格:874円 / iOS価格:850円

  • バージョン Android:2.1.3 / iOS:2.1.4

  • 備考

    Android 要件2.2 以上 iPhone、iPod touchおよびiPad互換iOS 4.3以降が必要iPhone 5用に最適化済み

Androidアプリのアクセス内容

ネットワーク通信
ネットワークへのフルアクセス
ネットワーク接続の表示
電話/通話
端末のステータスとIDの読み取り
ストレージ
USBストレージのコンテンツの変更または削除
マイク
録音
システムツール
システム設定の変更
保護されたストレージへのアクセスのテスト
電池への影響
端末のスリープの無効化
音声設定
音声設定の変更

※記事内の情報はすべてレビュー時(2013年08月03日)の情報です。

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